エーテル流の運搬作用による惑星の形状変化

 端から海水を滴らせていた平面地球は、エーテル流の速度が1pc/s上がるたびπ/20ほど傾いた。しかし、抵抗としては無視できるほど小さく、流速の6乗に比例する運搬力の中で平面地球は跳動を繰り返した。つまり、現在の球状地球と河原にたたずむ小石とに大きな差異はない。

超短編 500文字の心臓
第30回自由題参加作
第34回自由題参加作

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