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畠山直哉展「ナチュラル・ストーリーズ」唸るバクテリア2011/11/24

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1sk氏に訊いたら見た方がいいと言うので、恵比寿へ出向いての畠山直哉展「ナチュラル・ストーリーズ」を見てきました。
やっぱり陸前高田の60枚を避けては通れないところで、一棟だけ残ったアパートに不覚にも泣きそうになったり、散らばった木片とか、舳先だけ突き出た船とか、そこにドラマがあるのはわかって、じゃあ、それが聞きたいかっていうと、もしかしたら、耳を塞いで走って逃げ出すかもしれないって予感。
そんなことを思いつつ、でもたぶんきっと、勝手に余計なことまで読み取ろうとしてる漠然とした予感はある。
それはともかく、「月」はたしかにいい写真なんだけど、「シエル・トンベ」の#00219が良かったなぁ。
もちろん、それまでの地下鉱山跡とか木の根とか見たあとだから余計に理解も進んでなんだけど、パリって都市と、道を木のように貫くテールランプが、なんだか胸に染みたのでした。
あと、パリッとしたボケ無しの写真でもああいう撮り方をすると、インパクトのある写真というかになるんだなぁと。
その写真で撮りたかったパワーの前には
画素的に粗いというか潰れてしまっても、たいして問題はないんだなぁと。
久々に写美行って、勉強になりました。

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