U・B >ぶっちゃけ、ここ数日異常に中毒性の高いアルバム(※1)をヘビローしてるわけで、他の
CD聴く気にもならんのだが。
空虹桜>それならそれで別にいいじゃん。ただでさえ前回長かったんだし、後半だけ(※2)のアルバム紹介
なんだから短くまとめて終わりゃ。
U・B >まぁ、そう言われればそうなんだけど、一応音楽サイトとしてのプラ
イドもあるわけだ。
空虹桜>諦めなさいよ。みんなサッカーサイトだと思ってんだから。
U・B >ぐはっ・・・否定できないとこが・・・ともかく、Strawberry JAMの1stアルバム「3P」の後編っ
てことで4曲目「リモコン」
空虹桜>今までの話を継続するなら、この曲は悪女ぶってる女の歌よね。
U・B >なんか、素直に話入ってくるし。
空虹桜>テスト近いのにこんなとこで油売ってる場合じゃないの。(※3)
U・B >ああ、はいはいはいその通りでその通りで。しかも微妙に電波入っちゃってますが、ま
ぁ、所詮は男なんぞ女の言いなりなんですけどね。
空虹桜>それってセクハラだと思う(※4)んだけど、そこんとこ道なの?
U・B >それ答えてもいいけど長くなるぞ。
空虹桜>実はこの曲ダメンズウォーカーライクな曲でもあるよね。(※5)
U・B >また、微妙な方向に話を逸らすし。そこら辺の女心に俺は疎いんで次5曲目「感情線」
空虹桜>この曲スゴい微妙なとこだと思うんだよね。
U・B >それは特にどこら辺に関してでございましょう?
空虹桜>「感情線」って、最初アタシは手相の感情線だと思ったんだけど、でも、実際歌詞の中にも「左手」が
出てきてるんだけど、あくまでそれは比喩で、本当は「緊張の糸」の“糸”みたいなわけでしょ。
感情を脳へと伝える線。
U・B >はいはい。男と別れて感情が上手く作動しないって曲ですな。たしかに。
空虹桜>ん。でさ、もちろんこの比喩の仕方が微妙なんだけど、作詞した娘の感覚がもっと微妙だなぁ
と思って。
U・B >どうして?
空虹桜>なんかさ、その作詞した娘の中では、その男がもう死んじゃってる感じなんだよね。事
実かどうかはわかんないけど、もしかしたらもの凄い危なくて、もの凄く綺麗かもし
れないなぁって。
U・B >つまり、イマジネーションが喚起されたってことッスな。じゃ次「赤い三日月」
空虹桜>これもさ、結構微妙なんだよね・・・って、今気づいたけど、なんでアタシが解説してんのよ。アン
タのネタでしょ?(※6)
U・B >いや、なんか饒舌に語ってくれてるから楽だなぁと思って。
空虹桜>楽してんじゃなわいよ。いいからアンタしゃべんなさい。
U・B >別にお前に許認可されんでも喋る番来たら喋ってんだけどな・・・まぁ、空虹先生がなにを「微妙」に
感じてらっしゃるか小生にはわかりませんが、アルバム全体通して言えることでもありますが、他
人のせいにしときながら、自分のことを理解しろと他人に強要する弱さが小生
には感じられるのですが。
空虹桜>今の子って結構みんなそんなんばっかだと思うけどね。でも、そっか。「共感」って言葉に
は「理想像を共有できる」ってのと「現状と重なる」ってのの2通りあるのね。
U・B >なんか、久々に核心めいたフレーズですな。それ。そんなわけで7曲目「おせっか
い」ちなみに、アインシュタインは20世紀の人だから、そんな昔じゃないです。(※7)
空虹桜>たって、もう100年ぐらい昔の人だから昔は昔よ。まぁ、シェークスピアを昔扱いする分には問題
ないだろうけどどさ。
U・B >でだ、この曲要するに「わかってるからウザいこと言わんでくれ」って曲じゃん。
空虹桜>親切のつもりかもしれないけどお節介だよ!って言うね。
U・B >そこら辺、言い方としては新しいけど、でも昔から当たり前のことだよね。っての
をなんとか言おうとしてると思うんだ。俺はこの曲。
空虹桜>言い方っていうか、目先の表現変えてるだけっていうか、もしかしてそれをみんな新
しいと思ってるの?みたいな。
U・B >そう。しかも、そうやって言っちゃうこと自体お節介っていうオチまでついてるわけじゃ
ん。弱くない?
空虹桜>弱くない。
U・B >・・・すみませんでした。弱いと思いませんか?
空虹桜>弱いっていうより、むしろ年寄り臭いっていうか、最近の音楽業界ってさ、そんな
ことばっか主張したがるヤツら多くてウザいんだよね。こっちとしては。若い
んだからもっと自堕落に暴走しちゃっていいんだってぇの。って感じ。
U・B >じゃあ、ラストの「Tokyo taste〜Wood Bass version〜」もそんな良くないと?
空虹桜>そうでもないよ。結構素直じゃない。こっちの方が。
U・B >なるほどねぇ。つまり、素直に弱さを吐露してる曲が好きなわけだ。
空虹桜>うん。嫌いじゃないわよ。勘違いしてるヤツよりはよっぽど居心地いいもん。
U・B >じゃあ、なんで居心地の悪い曲が売れ線に居続けるのか?って話をもうちょ
いきちんとしていきたいんだけど、そもそも居心地の悪い曲を持ってないわけだ。
空虹桜>っていうか、前に自主規制の回かなんかで言ったはずだけど、気持ち悪いもんの話は
したくないんですけど。ぶっちゃけ。
U・B >はいはい。そんなわけで、どうやら8月に3枚目も出ることだし、ようようザ・コブラツイスターズの話
を次回からしようかと。(※8)
※1 マグマ溜まりでちと語ってますが、元ちとせの「ハイヌミカゼ」のことでして、現在どうしてここまでこのアルバムに依存してしまうのか考えてるわけですが、屁理屈つけれたらメタセコにでも書こうかと。
※2 前回で半分というか、最初の3曲だけ紹介してます。Strawberry JAMに関してもそちらを参照のこと。(だいぶ前に解散しました 2007/11/11追記)
※3 最近諺を知らない人が増えてるということなので注釈。別に空虹が油屋だと言うことではありません(笑)
※4 男が女に対して行うだけではなく、男が男にやっても女が男にやっても、セクシャルに対するハラスメントであればセクハラだって話だと思われ。
※5 誰が代表だったか忘れちゃったけど、ダメな男ばっかに惚れちゃう女性たちの総称。心理学者とかだと、「自分の価値を再認識するため」とか言っちゃうんだろうね。
※6 U・Bと空虹桜のそれぞれが自分の好きなアルバムを持ち寄ってウダウダ語るというのが第2週「アルバム紹介」のコンセプトなのれす。ちなみに、空虹はずっとスチャダラパーの話ばかり。
※7 歌詞の中にアインシュタインもシェークスピアも過去の人のたとえとして登場する。
※8 空虹桜34行。U・B34行で、全然短く終わってないし、ドロー(苦笑)ちなみに、次回と言っても来月は空虹の番なんで9月の話になりますです。