U・B >もうすぐ卒業ってのもあって(※1)、そろそろこれぐらいのことも語ってみようかってことで、
場合によっては2回ぐらいに分かれることを視野に入れつつやってみようかと。
空虹桜>したっけ(※2)、順を時系列でおって、いろいろしゃべってみる?とりあえず、大学って入学し
て1年でふぬけにさせられるっていう。
U・B >なんか、聞いてる感じだと大体何処も同じで、お上りさんなんかは、その隙をスーパーフ
リーとかに突かれたりするわけだ。(※3)
空虹桜>無自覚な暴言ねぇ。ともかくまぁ、事実として、やる気あふれる1年生に高等教育の
スゴさを見せることなく最低前期が過ぎるってのは問題だよねぇ。
U・B >そこはほれ、受験戦争でもみくしゃになった子どもたちに羽を伸ばすチャンスをやらんと。
空虹桜>でも、本気で出来る子たちはそれで見切りつけちゃって、諦めて遊びほうけるか、それとも海外
に逃げるか。
U・B >いいじゃん。海外行ける能力あるんだったら行った方が。金にもなるしさ。
空虹桜>でも、行かなくても伸ばせるんだったら、そこで苦労するのって損でしょ?限界までやら
せないことでやる気を引き出すって、手としてはわかるけど、養われの身だって
自覚がない餓鬼には無駄でしょ。どう考えても。
U・B >そりゃーな。それが通じるのは、勝てなきゃ明日のご飯が食べれないプロだけだよな。要するに
ハングリーさだろ?
空虹桜>もちろん、そんなところでハングリーさにすがるってのは、貧乏くさいっていうか、浅ましいっ
ていうかはわかってんだけどねぇ。
U・B >でもまぁ、大学1年の夏にあった高校のクラスメイト諸氏はハメが外れてて、ノーミソスカスカ
だったわな。(※4)
空虹桜>自分のこと棚に上げるわねぇ。ともかくさ、同じ大学生として一括りにされるのが嫌な時
期であるのはたしかね。1年2年ぐらいの時期って。ある意味思春期。
U・B >ああ、そうカモ。俺の場合、一緒にされるのが嫌っていうか、こいつらよりは勉強しようと
は思った。
空虹桜>なんか、そこらへん言ってることのわりには素直でつまんないよね。アンタって。
U・B >グハッ・・・えっと、このままだとやっぱ前半だけで終わりそうな雰囲気なんだけど、とりあえず、次以降
につながりそうな話のネタを。
空虹桜>つながりねぇ・・・んと、大学ってなにするところなのかって、今おざなりだと思うのね。
U・B >高等教育機関なのか、それとも高等研究機関なのか?
空虹桜>立場によって、どっちに見るかは違うと思うし、さらに違う見方してる人もいると思うんだけど、治外
法権なってる意味とか、それこそ、今は腐っちゃった大学闘争やってたヤツら
が、何故やらなきゃいけなかったのかまでをひっくるめて、アタシたちが言ってもいいことは
ちゃんと言っていいんじゃないかな。
※1 とりあえず、U・Bも空虹も2004年の3月に大学卒業できそうな気配です。
※2 久々に「したっけ」注釈。したっけ:北海道弁。なんとなく読んでるとおりのニュアンス。これを使って初めて北海道人として半人前。「なまら」よりこっちの方が重要。
※3 スーパーフリー:永遠の大学2年生こと和田さんのイヴェントサークル。甘い話や迂闊な話に乗っちゃいけない。東京は怖いところだ(田舎者)
※4 当時のU・Bはちょっと冷めてたので、愚かさ加減に嫌気がさしていたけれど、今の彼らと比較すれば、よっぽどあの頃の彼らの方がオモロかった気がする。今の、酸いも甘いも知り尽くして、でも逃避してるのよ。的な空気はよっぽどウザい。
※5 空虹桜19行。U・B15行で、俺の負け。ホントは続きでダラダラ話してもいいんだけど、それやると長さ的にちょっとアレげなんでここでやっぱり止めてみました。とりあえず、大学幻想の破壊と創造はやらなきゃいけないと思います。いい意味でも悪い意味でも。