第258回 文章の値段の話

空虹桜>なに?これ。いくら書いても一銭にだってならないアタシへの嫌み?当てつけ?喧嘩売ってる?
U・B  >そないに張り切って誤読されると困るんですが。んと、某所で某嬢にフられた(※1)んだけど、自分で
       自分の文章に値段付けるのってどうなの?って話。
空虹桜>なんかやってたねぇ。若いなぁとかほんのり思ったけど。
U・B  >とっくの昔に大人ぶって頑張るの止めたもんねぇ〜だ。ハッタリで大人かますなら、
       っ当な子ども貫いた方が人間らしいだろうよ。俺はちゃんと背中で語れる男に
       なりてぇんだよ。
空虹桜>で、なんの話だっけ?
U・B  >お前が言うなよ!アツくなったの俺なんだから、お前が進行せい!
空虹桜>でもさ、なんでも普通そうじゃない?オープンプライスたって卸値は存在してんだし、結局オリジナ
       ルが市場に出るとき、最初に値段を付けるのは作者の他に誰がいるのさね。
U・B  >ホントさ、冷静に考えるまでもなく、お前と話してると疲れるわ。
空虹桜>その言葉、そっくりそのままお返しいたします。
U・B  >ハイハイ。折れればいいんでしょ。折れれば。今週は反省の回じゃないっつーの。(※2)でだ、話戻すけ
       ど、んじゃその最初の値段ってどう決めんのよ?ってのが問題の起点。
空虹桜>たしかに、ぱっと目テキスト書きって金かかんないように見えるけど、結構実費かかるんだよね。
       開業資金と仕入れに金がねぇ。
U・B  >なんの話だよ!
空虹桜>いやホラ、パソコン代とかプリンタ代とか紙代とか本代とか映画代とかCD代とか・・・
U・B  >そゆ話じゃねぇだろ?
空虹桜>そだけどさ、この手の基本的なとこを押さえとかずに値段決めるのって間違ってるでしょ。
U・B  >間違ってるまでは言わんけど、そこにプラスされる値段をどう決めるかっていう。
空虹桜>もちろん価値観は相対的なものだから、自分がなにに価値を置いて、その価値と創作物を比較
       してどれだけ価値を認めれるか?って話にはなるんだけど、その基準になる自分の価値観に自
       信がないならモノなんか作んなよ!って、思う。
U・B  >ああ・・・まぁ、たしかにそうだわな。
空虹桜>作品は結局作者の価値観っていうかに規定されるわけじゃん。だからちょっと激しく言えば、作品の
       価値は作者の価値なわけで、もちろんその「怖さ」はわかるけど、自信がないモノに値段は付け
       れないだろうし、誰も値段は付けてくれないと思う。(※3


※1 知る人ぞ知る(笑)高校のクラスメイト専用掲示板にて。某嬢がウチのサイトをチェックしてるのは知ってるけど、ここまできちんと読んでるかは知らない。
※2 反省の回:毎月最終週のウダウダフリートーク(笑)マンネリなヴォケツッコミがどこで破綻するかを楽しむ回。
※3 空虹桜16行。U・B13行で空虹の勝ち。ウチのサイトだって何ヶ所かはきちんと金になるように作ってるんですよ。ええ。念のために。


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