空虹桜>先月に引き続き、今月もなんかヒドいね。お題が。
U・B >ヒドい言うなヒドい。俺もちょっと自覚あるから。
空虹桜>なら・・・いいや。で、どゆ話を?
U・B >最近の90年代ブームを眺めてて、わりと当事者じゃん。俺ら。(※1)
空虹桜>当事者ってのは若干語弊がある気もするけど、まぁ、一部ですわね。あの時代の。
U・B >で、一回クロスフェーダで90年代考ってのをやってる(※2)から、今回はそれも一回やり直すんじゃなく
て、90年代に限らず、時代とかムーヴメントとかを語ろうとしたときの立場というかなんというか、
空虹桜>視座と論拠を提示したいと。
U・B >いや、今の文脈でそうなったらなんか普遍的なモノ出さなきゃいけないじゃん。なもん無いしめん
どくさいからヤだ。
空虹桜>ハイハイ。先走りました。すみません。えと、言いたいことはわかるんだけど、学術論文でもない
のにそれは必要か?って意見が当然ある。
U・B >まぁな。ただ、そゆ時って共通理解がなにかしらあるわけじゃん。それこそクロスフェーダ読んでるよ
うな人は基本的に空虹さんがどういう人で、俺がどういう人かってわかってるわけだ。
空虹桜>ホントに〜?
U・B >だって、平均的な読者は知り合いばかりだもの。
空虹桜>そう。知ってるか否かは重要なんだよね。で、知ってるってもなにをどのように知ってるか
が重要なわけだ。
U・B >はいはい。アレですな。俺が小学生の時聞いたことある四文字熟語を「知ってる」言ったら、意味訊かれ
て、答えに詰まったら先生に「知らないのに知ってるって言っちゃダメでしょ」とか
怒られたみたいなパターンだな。(※3)
空虹桜>おお、自虐自虐。
U・B >いいから、話進めい。
空虹桜>メディアリテラシィ的にもそうだけど、発信者を受信者が知っていれば、受信者側でフィルタリングし
たりデコードしたりなんなりして、読み解けばいいからOKなんだよね。(※4)
U・B >なんとなく言いたいことわかってきた。
空虹桜>思うんだけど、やっぱりアンタって人は真面目だよね。変に。
U・B >ええ。できるだけ素直に世の中理解したいもんで。
空虹桜>変に真面目な人間が素直とか口にするとムカつくなぁ。
U・B >そこムカつかれましても・・・
空虹桜>とりあえず、U・Bさん的には前提がきちんと提示されずに偏った話をされると
ダメだってことでしょ?
U・B >今の文脈で行けば、俺が偏屈で石頭ってことになりますわな。
空虹桜>リアルだねぇ。さすがに。
U・B >凹むなぁ。それ。
空虹桜>で話戻すけど、結局のところ、アンタがどう読むかと同じで、アンタにとっての事実と他の
人にとっての事実は違うわけじゃん。
U・B >まるで相対論でも持ち出しそうな展開ですな。
空虹桜>となれば、誰かの過去や未来や現在が誰かにとってリアルな過去や未来や現在たり得ないわけで。
U・B >んだ。だどもさ、事実がリアルであるか否か、つまり事実に意味を持たせるのは誰かなわけで、誰にとっ
てもリアルだと思われるモノは事実として、って、ごめん。勢いで言った。わけわからん。
空虹桜>そこまで言って日和るか?
U・B >えーと、事実を事実として記述することはできなくはないよな。日ハムが優勝したとか。
空虹桜>ん?いや、まぁそうだけど、それをアンタが言ったら最初にめんどがったのはいったいなんだっ
たのかとか、なにをどう事実としてピックアップするかとか、いや、話がドンドン
すっ飛んでる気がするな。とりあえず、立場上アタシは事実のみを記述することはでき
ないという立場だから、むしろきちんと主観でしゃべってもらった方がいい。
U・B >わかるけどなぁ・・・でも、やっぱ主観onlyであることないこと言われたら否定したいなぁ。
空虹桜>感情的にはそうだよなぁ。結局、自覚してしゃべってくれれば、こっちも受容しようと思えるけど・・・(※5)
※1 空虹もU・Bも1981年生まれで、90年代はちょうど思春期。
※2 詳しくはこちらの「失われた10年の話」シリーズをどうぞ。こないだ読み返したら、言わなければならないことは言えてたんで一回ぐらいの再読になら耐えるかと。
※3 ちょっとカッコつけて言うと、語彙の少ない小学生にとって「聞いたことがある」と「知っている」は同義だったわけです。ハイ。「知っている」の定義がかなり広義だったわけです。
※4 だから、アタシ自身は広義の誤読が正しい読解だと考えています。どうも、通じない人が多いわけですが(by 空虹)
※5 空虹桜26行。U・B22行で俺の勝ち。久々に話がしっちゃかめっちゃかでいい感じ。話がデカくなりそうだと、俺が収拾つけれないんで投げっぱなし。