らそうでもなかったりで。
Ｕ・Ｂ ＞そんなカミングアウトいらない。
空虹桜＞そりゃまぁ、アタシもいらないなぁとか思って喋ってるんだけど、ともかく、キミドリ（※１）の1stアルバムという
か唯一のアルバム「キミドリ」（Amazon
/iTS）を語る前編。全８曲なんで、Ｕ・Ｂ ＞ためしにiTS（※２）検索してみたら「キミドリ」あったんで、今回リンクしときます。
空虹桜＞ウソッ！あんの？
Ｕ・Ｂ ＞正直、一時期の空虹さんが中古CDやハシゴしまくってた（※３）のは全部無駄という。
空虹桜＞人の青春を勝手に無駄扱いしないで下さい。
Ｕ・Ｂ ＞青春とか、出し抜けに言わないで下さい。似つかわしくない。
空虹桜＞どうしてそゆこと言っちゃうかなぁ。
Ｕ・Ｂ ＞どうしてもこうしても事実だから仕方ないわけですが、ともかく１曲目「カネデカワレタカゴノトリ」
空虹桜＞てぶくろをさかさまに読んでみろ ほら てぶくろをさかさまによんでみ
ろ（※４）だもんね。どこの小学生だよ！みたいな。
Ｕ・Ｂ ＞そこからはじめますか？
空虹桜＞タイトルですべて言っちゃってるよな曲だからね。
Ｕ・Ｂ ＞たしかに。ついで２曲目「白いヤミの中」で、俺的にはこんなラテンノリのパーカッションは好物です。
空虹桜＞はいはい。
Ｕ・Ｂ ＞判断できない したくない ここは白いヤミの中（※５）って、いざ、どーでもいいモノの価
値判断を求められた時って、そんな感じだったりしね？
空虹桜＞そもそも、どーでもいいモノの価値判断を求められる時点で、どーなの？
Ｕ・Ｂ ＞そりゃまぁそうなんだけど、あんじゃん、そゆシチュエーション。無駄になに食べたい？とか訊かれ
てみたりとか。
空虹桜＞選択肢無しで訊かれても、それはしんどいです！的なの？
Ｕ・Ｂ ＞な感じ。
空虹桜＞そゆ曲じゃないでしょ？これ。どう聴いてみても。
Ｕ・Ｂ ＞いやまぁそうなんッスけど・・・
空虹桜＞もうちょい、情報公開すればいいってもんじゃなくね？っていうか、公開と垂れ流しは違うんじゃね？ってところの
話を構築する努力してくれないと、話しにくいじゃん。
Ｕ・Ｂ ＞それはお前がやれよ
空虹桜＞めんどくさい。
Ｕ・Ｂ ＞いちいち今日は返す刀がキッツいな。
空虹桜＞毎度お約束だけれども、このアルバム出たの1993年だからね。
Ｕ・Ｂ ＞ざっと16年前のアルバムをレヴュしてると。
空虹桜＞クボタタケシなんて今じゃすっかりレゲエDJなわけじゃん。
Ｕ・Ｂ ＞これの下調べで確認してたら、そういえばキミドリのメンバだったんだっけ!?と思った。
空虹桜＞しかも、ほぼ全曲作詞してんだよ。
Ｕ・Ｂ ＞この暗い歌詞を。
空虹桜＞１曲目で社会派なんてクソ食らってろラップして、さらには４曲目で社会派なんてクソ食
らえなんて重ねてきた男がね。
Ｕ・Ｂ ＞生きにくかったんでしょうな。
空虹桜＞今でも全然生きにくいんだけどね。
Ｕ・Ｂ ＞と、さりげなく４曲目の話に進みかけてるんで、その前に３曲目「サソリに刺されたキミドリ」は思いっ
きりインストでカッコいい。
空虹桜＞で、４曲目が「自己嫌悪」
Ｕ・Ｂ ＞時々自分が不安になる（※６）。
空虹桜＞今の流行りに乗っかってみると、太宰の「人間失格」的な。読んだこと無いけど。
Ｕ・Ｂ ＞デッカく出といて小さく落としますが。
空虹桜＞お約束の芸風ですわね。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。で、今のHipHopシーンじゃ、こんなことラップさせてもらえないわけじゃないですか。
空虹桜＞極度のエンタメは意味を喪失する必要があるんだけど、そもそも今のHipHopシーンとか知らないし。っていうか、
アングラ系のHipHopじゃ今でもちゃんとやってるでしょ？間違いなく。
Ｕ・Ｂ ＞そこはそれまぁね。
空虹桜＞べつにキミドリが派手なセールス残したわけじゃないし。
Ｕ・Ｂ ＞しかして、シーンに残した足跡は大きい。
空虹桜＞全然トラックとか今と比較しても普通に聴けるってのはあると思う。
Ｕ・Ｂ ＞時代性に依存していなかったと？
空虹桜＞HipHopが一番時代性を記録しやすい音楽だとアタシは思ってて、ブギーバック（※７）がマスタピ
ースになったのは間違いなく「バブル」を象徴する空っぽな曲だからなんだけど、それはあくま
でもHipHopの一側面であってすべてではなくて、日本的なHipHop
Ｕ・Ｂ ＞ごめん。それ長い？
空虹桜＞えっ？うん。まぁ、それなりに。
Ｕ・Ｂ ＞じゃあ、今回はここまで！残りは次回。
空虹桜＞ええ〜、ヒドい引きだな。それ。
Ｕ・Ｂ ＞のんで のんで のまれて のんで のんで 結局他人にのまれてる（※８）
わけですよ。
空虹桜＞無理矢理過ぎるし・・・（※９）
