空虹桜＞順番にジャパニーズ・ヒューマンビートボクサのパイオニアAFRA（※１）の1stアルバム「ALWAYS FRESH
RHYTHM ATTACK!!!」の話をしようという後編です。
Ｕ・Ｂ ＞８曲目は「クラムジーラッピン」で、口ドラム息子はどら息子という。
空虹桜＞しょーもないこと言っていい？
Ｕ・Ｂ ＞しょーもないこと以外に言えると思ってたことが驚き。
空虹桜＞ありがと。あのさ、クラムジーって沖縄にいそうだよね。妖怪かなんかしらんけど。（※２）
Ｕ・Ｂ ＞ホントにもう・・・なんと言っていいのか。
空虹桜＞褒めて褒めて。
Ｕ・Ｂ ＞死ねばいいのに。
空虹桜＞とりあえずアレだよね、なんだかんだで結構AFRAはラップが上手いってことに尽きると思う。この曲は。爆
笑のファンクション（※３）とか好きだし。
Ｕ・Ｂ ＞で、９曲目「SKIT 2 (blow out flow)」で、
空虹桜＞このトラックなにげに好き。
Ｕ・Ｂ ＞ハイハイ。んでもって10曲目が「BUSY BEE SHOUTS」で11曲目が「AFRA THE TONGUETABLE
(Live @ DMC JAPAN FINAL)」
空虹桜＞ボンヤリとした記憶だけで喋るから嘘付いてるかもしれないんだけど、このアルバム出る直前の2003年だったかのDMC
JAPAN FINAL（※４）のゲストにBUSY BEE（※５）が来てて、そん時のフリが10曲目で、11曲目がパフォーマンスだったと
思うんだけど、やっぱりここは11曲目の最後に演奏される「上を向いて歩こう」（※６）でしょう。
Ｕ・Ｂ ＞昔ライヴでたしか聴いたけど、キャッチィだよなぁ。
空虹桜＞あと、最初からワールドワイドな活動してるAFRA的には、世界中どこでやっても確実にウケる曲を
持っとくの大きいと思うんだよね。ヤラシイ話。
Ｕ・Ｂ ＞ああ、なるほど。あと、ターンテーブルと舌テーブルが掛かってるんだよねってわかりやすいところを言った上で、12曲目が
「IT'S BEATVOX」
空虹桜＞蛇足だなぁ。
Ｕ・Ｂ ＞むしろ描き足してく方向でしょうに。
空虹桜＞それはそうだけどさ。とりあえず、この曲だけど、平たく言えばスタンダードな自己紹介ラップなわけじゃん。
Ｕ・Ｂ ＞ホントに平たく言うな。
空虹桜＞むしろここでは、そゆベタな曲を頭に持ってくる必要がないってことが重要かなぁなんて。
Ｕ・Ｂ ＞言わずもがなと。
空虹桜＞もう今まで充分自己紹介してるわけだし。
Ｕ・Ｂ ＞たしかにここまで聴けば、まずパッと目の凄さは充分伝わってますわな。13曲目が6:38もある「OUTRO」で、14曲目
「HOT DOG」と。
空虹桜＞ストリートでヒューマンビートボックスしてる感ってのが、わりと重要じゃないかと思うんだけど、日本ってわりかし何故かスト
リートミュージックの権化たるHipHopが街中に無いんだよね。
Ｕ・Ｂ ＞ヒルクライムとかGreeeeNとかどうでもいいのはいっぱいあるよ。
空虹桜＞ホントにどーでもいいんだけど、なんかさ、ラップが市民権を得たとか平気な顔して言うわりにはなんだかだよねぇっていう。
べつにマストではないんだけど、ストリートダンスしてる子のとこでしかHipHopが存在しないのは不自然じゃないかなぁ。
Ｕ・Ｂ ＞そんなところで。
空虹桜＞あと、「HOT DOG」のスムースな感じはかなり好き。
Ｕ・Ｂ ＞ちなみに、ギターもベースもTUCKERで、ホントになんでもやってるっていう。
空虹桜＞久々に今回聞き返したら、７年ぐらいしか経ってないのにもう充分クラシック感なんだけど、これから先、ヒューマンビート
ボックスの可能性がどんどん切り開かれてくのが楽しいよね。（※７）
※１ AFRA：本名の「Akira」とアフリカ系アメリカ人を意味する「Afro」を混合して作ったAFRA。有名になったキッカケはゼロックスのこのCM。
※２ それを言うならキジムナーやん！と、カラッカラなツッコミを誰か入れて上げてください。ちなみに、クラムジーはこゆ意味。あと、スポーツ界隈ではこゆのもある。
※３ 拡大部は歌詞より引用。
※４ DMC JAPAN FINAL：DJバトル界のワールドカップとも言われてるらしい「DMC」の日本大会決勝のこと。日本人で世界一になったのはDJ KENTAROぐらい。
※５ BUSY BEE：Googleで検索したらこんな結果が出て困った。実際は、映画「ワイルド・スタイル」にも出演してるぐらいのHipHopオリジネータ。
※６ 上を向いて歩こう：a.k.a SUKIYAKI
※７ 空虹桜２４行。Ｕ・Ｂ１８行で、俺の勝ち。アレ？思いのほか喋ってねぇーや。
