U・B >野狐禅(※1)を中途半端にしてますが、優先順位というか、新譜が出たら新譜の方ってことで、THEイナズマ戦隊
(※2)の7thアルバム「未来の地図」(Amazon/iTS)を語る前編。
空虹桜>正直、今日は眠たいんだよねぇ。
U・B >甘ったれたこと言わない!1曲目はイナ戦らしく表題曲の「未来の地図」
空虹桜>こういう出だしの感じで「ベイビー」言う小説を書きたいんだけど、読者ウケが悪そうなんだよね。
U・B >なんつー・・・たしかに、入りのちょっと溜めてから吐き出される「ベイビー」はグッと来るもんがあるけど、むしろこの曲は「とど
のつまり」なんて平然と吐き出してくる丈ちゃん(※3)の言語センスに触れていただきたかった。
空虹桜>でも、ぶっちゃけた話、そんなストレートなラヴソングとかいらないでしょ?
U・B >いや、女性ファンは喜ぶんだと思うんだよ。
空虹桜>そゆ覚めた視線は要らない。2曲目は「生命パワー」で、ノリはいかにもなイナ戦。
U・B >この手の中身があるのか無いのかよくわからん曲は大好きですよ。もちろん。だから、イナ戦聴いてるわけだし。みんなでエ
ビバディー 溢れる、生命パワー(※4)大声で唄いたいですもの。
空虹桜>たしかにライヴ向きな感じはよくわかる。
U・B >この手のなんつーかさ、頭悪いなりに必死な感じがやっぱりイナ戦の信頼できるところだと思うし、丈ちゃんの声がちょっとず
つこのところ、オルタナよりというか、スゴい説得力を持ってきていて、ちょっと露出さえ増えればロックフェス
好きな子とかに大ブレイクする気がすんだけど、なかなかねぇ。
空虹桜>難しいところだわねぇ。3曲目もちょっと偏差値低めの「ジョニー!!」
U・B >この曲はこの曲でしゃべくり世に吠える!(※5)がすべてだと思うんだけど、いかんせん世に吠えるよりも先に
しゃべくってる人なわけだ。丈ちゃんなんかも。
空虹桜>てかさ、アンタMCが達者なバンドマンが好きなんだよね。わかりやすく言うと。
U・B >また否定しにくいことを・・・
空虹桜>その時間あったら、もう一曲出来るでしょ!みたいなバンドが好きって、なんなの?マゾ?
U・B >どゆ論理の帰結だ・・・単純に俺は面白いモノが好きなだけ。
空虹桜>そりゃ楽しいだろうけどさ、それにしたって。
U・B >ライヴは生もの!
空虹桜>そうだけどさ・・・いいや。次、4曲目「バライロック」続けて、お馬鹿な感じ。
U・B >ジンジンバンバンバラ色ロック、楽しいほうに考えろ(※6)が、俺の主義ともあってるし、なにより
そのユルくて楽観的な感じが、俺の好きなイナ戦的で、たぶんこの曲がアルバム中で一番好き。
空虹桜>あと、あんまイメージ無かったからかもしれないけど、なんだか鍵盤系の音が多いよね。今回のアルバム。
U・B >たしかにそう。今回だと、1曲を除いて全部サポートで鍵盤が入ってますな。で?
空虹桜>いや、べつに。ただ気になっただけ。次、5曲目「唄」で、お約束のパターンだけど、大人ってな知らん間に冷
え性になって 寒いってな、シガラミの重ね着すんねんって(※7)がなにげに良い。
U・B >それがしがらみか、それとも、それこそ今流行りのソーシャルなネットワークかって言うと、微妙なのもあったりすんだけど、ど
ちらにしても自分の選択によって出来ちゃってるもんなんだよなぁ。
空虹桜>世知辛いよねぇ。
U・B >結局、この曲の中でいくつかのように俺歌う事が好きやった(※8)って、反省っていうか自戒してんだけど、何年
かおきにやっぱ丈ちゃんは反省しないとならない人間性なんだなぁ思うと、アレではあるけど、そこを買ってるわけ
で、ロックンロールの恥ずかしさとか馬鹿っぽさを素直に白状できるバンドだから、売れないとしても絶対に買い続けようと。
空虹桜>とはいえ、すこしは学習しろよ!って思うのがこれまた人情だと思うけどね。さて、6曲目は完全にハレの曲「手
を打ち鳴らせ!!」
U・B >歌詞にはたいした意味がないんだけど、とりあえずライヴで手を打ち鳴らしてれば気持ちいいだろうっていう。
空虹桜>大事だよねぇ。
U・B >安易にドラッグへ手を出して気持ち良くなるのも一つだし、SEXでもそれこそ小説でもなんでもいいんだけど、娯楽は結
局のところ気持ち良くなれるかなれないかがすべてなわけじゃん。
空虹桜>もの凄く端折って俗っぽく言えばね。
U・B >そこ確実にクリアしてるから、いいからこの曲だけでも買ってみたらいいんじゃないか?っていう。
空虹桜>で、前半最後は7曲目「プライド」は、聴く人によってはただの中二病にしか聴こえないっていう。
U・B >あの中二病って表現、自分で自分に向かって使う分には肯定的で、他者に使う分には否定的に使うんだよな。皆々様は。
空虹桜>なにが言いたいんでしょうか?
U・B >ロックンロールなんか聴いてるクセに、大人げないとか器が小さいとか言ってんじゃねぇよ!って
いう。イナ戦はすくなくともそゆバンドなんだから、何度だって何度だってそれを唄っていいし、歌い続けなきゃ嘘
になる。
空虹桜>それがプライドだという。
U・B >ええ。
空虹桜>ホント、めんどくさいなぁ。
U・B >だけど、そうじゃなかったらプロでやる必要ないんだって。(※9)
※1 野狐禅:道都大学社会福祉学部在籍時に知り合った、竹原ピストルと濱埜宏哉の二人組。詳しくはこっちで。
※2 THEイナズマ戦隊:Vo.上中丈弥(基本全曲作詞)、G.山田武郎、Ba.中田俊哉、Dr.久保裕行の四人組ロックバンド。詳しくはオフィシャル参照。ちなみに、今回のアルバムは所属事務所が立ち上げたレーヴェルからのリリース。
※3 丈ちゃん:上中丈弥の愛唱。青森のAMラヂオ番組で週違いとはいえレギュラを持っているスキップカウズのイマヤスとのTwitterのやりとりは好きな人にはたまらないモノがある。そろそろ対バンして来んないかなぁ。俺一人のためでいいから。泣くぞ。
※4 拡大部は歌詞より引用。
※5 拡大部は歌詞より引用。
※6 拡大部は歌詞より引用。
※7 拡大部は歌詞より引用。
※8 拡大部は歌詞より引用。
※9 空虹桜22行。U・B34行で、俺の負け。そろそろイナ戦もライヴ見なきゃなぁと思ってはいます。