第579回 ガリバー(後編)

U・B  >さて、こないだ「さや侍」が出てこなかったことで有名なU・B29歳(※1)が紹介する野狐禅※2)3rdアルバム「ガリ
       バー」(Amazon/iTS)を語る続きです。
空虹桜>もうなんかグダグダすぎて訳がわからないんですけども。
U・B  >アレですよ。なんだか凄い古いレヴュサイトだと思ったら、2011年更新もあって驚いた的なTwitterを見かけまして、そゆ偏見的
       なモノへのdisとして
空虹桜なってないから!
U・B  >はい。そんなわけで6曲目ですが、
空虹桜>どんな進行だよ・・・えーと、6曲目「不完全熱唱」ある種強烈な曲。
U・B  >今から振り返るとこの曲の何にも欲しくなくなって 何かが足りなくなった 何にも叫びたくなく
       なって 何かが雄叫びをあげた※3)って歌詞が、まさしくこの当時の竹原ピストルそのものの衝動
       だったんだろうなぁって言う。
空虹桜そんなことははっきし言って別にどうでも良いのでございます※4
U・B  >なに?その上手いこと返した感。
空虹桜>奥さんにお弁当作って上げる主夫的なポジションに憧れを抱いていると思われるU・Bさん的には。刻み海苔で文字作ったりっ
       て、たまらないんじゃないですか?
U・B  >なんですか?その突飛な展開。
空虹桜>あと、ここの件がジャケ写に掛かってるんだよね。(※5
U・B  >おそらく。どちらにせよ、この衝動ってある一定以上の年齢というよりは摩耗をした人ならたいてい通じるハズ
       なので、一回聴いてもらいたいところ。
空虹桜>そして7曲目が「東京マシンガン」このアルバムの中通して聴けばやっぱりこの曲が一番良い。
U・B  >シンプルにピアノとギターだけの構成だしね。で、クロスフェーダ用に聴き直しててようやく到ったんだけど、やっぱりこの
       曲はその前の「不完全熱唱」との続き物で、ここに唄われてる衝動の具現化も、なにかをしたいとか、しな
       きゃとか、したかったハズなのに!みたいな、なんだか気づかない内に歪になってしまった心の反
       じゃないですか。
空虹桜>たしかにある種の諦めだけど、一側面としてはある種の東京幻想の具体化でもあるんだと思うなぁ。
U・B  >ん?
空虹桜>真面目な話をすると、都市化とか社会化とか、もうちょっと具体的に言ってしまえば、曲名からもわかるとおり東京化され
       ること/東京化されてしまったことへの肯定ではないけれど、是認みたいな感じがした。あるいは現状を
       認めた
U・B  >ああ。認めた感はあるカモ。よくわからなくてボンヤリしていたものを形にした結果。
空虹桜>そうじゃなかったらスクランブル交差点の ド真ん中に立ち尽くしては ごったがえす東京
       共を マシンガンで皆殺しにする※6)っていう歌詞は出てこないと思う。
U・B  >さらに言うと、だからこそ、今赤平なんて糞田舎から東京に出てきて生活をしている俺らにとって、凄い突き詰めてくる
       曲じゃね?
空虹桜>お前はどうなんだ?っていう?
U・B  >あの頃のわたしはもういないんですか?っていう。
空虹桜>はいはい。でも、その辺はもうちょいドープに小説にちゃんとしたいなぁ。アタシは。(※7)あんまりこの曲ばかりに時間も使ってら
       れないので、8曲目「ならば、友よ (アルバムバージョン)
U・B  >映画の主題歌(※8)だっただけあってキャッチィなんだけど、一箇所だけ歌詞カード見てたら凄いところがあって、ギュウ
       ギュウ詰めの火薬はツマ先がチョコンとぶつかっただけで簡単に大爆発を起こし、
       飛び散る花火は、凝固しかかった血液のような、限りなくがんじがらめに近い色彩
       だ‥‥。※9)がページ跨って1行でプリントされてるんですよ。
空虹桜>はぁ。
U・B  >冷たいなぁ。これって改行とか入れて俺の衝動を区切ったりするんじゃねぇ!ってことじゃないですか。
空虹桜>でもそれならなぁ、友よ、"夢"っていう言葉は きっとあきらめた人が 発明したんだろう
       (※10)のがしっかり衝動がパンチになってていいと思うけど。
U・B  >好き嫌いならそのあとのならば、友よ、死ぬ間際でいいや 君と夢を語り合うのは 死ぬ間
       際でいいや。※11)のが好きで、どっちでもいいけど、もしも野狐禅のどっちかが死ぬ時、夢を語り合ってくれ
       たら泣くな
空虹桜>BLだねぇ。
U・B  >なんて素直な解釈を・・・最後。9曲目「
空虹桜>微妙だね。
U・B  >まぁでも、なんちうか、だからこそここで最後に来てるのかなぁって気もして。言いたいこともなくなってしまったから、自分が
       書いてない曲を唄って終わるのかなぁっていう。
空虹桜>完全に後付け論だね。
U・B  >ちょっとね。もう今じゃすっかり後付け以外で野狐禅について喋れなくなってるってのは、紛れもない事実ですし。(※12


※1 さや侍:松本人志監督作品。主題歌が野狐禅の竹原ピストルで実は主演もしているのであった。ちょっとこの話とか読んで泣きそうになりました。 U・B29歳:はい。です。
※2 野狐禅:道都大学社会福祉学部在籍時に知り合った、竹原ピストルと濱埜宏哉の二人組。その昔、NHKの「TR」にだって出演した。2009年5月9日解散。
※3 拡大部は歌詞より引用。
※4 拡大部は歌詞より引用。
※5 ジャケ写はAmazonさんでご確認を!
※6 拡大部は歌詞より引用。
※7 空虹さんはセミプロぐらいの超短編作家さんだったりなのです。
※8 映画の主題歌:「青春☆金属バット」主題歌。ちなみに、竹原ピストルは主演もしていた。
※9 拡大部は歌詞より引用。しかして、Webにすると改行入れちゃうしかないんだよね・・・
※10 拡大部は歌詞より引用。
※11 拡大部は歌詞より引用。
※12 空虹23行。U・B33行での負け。もう1枚野狐禅続きます。


空虹桜HP アノマロカリス > U・Bと空虹桜のクロスフェーダ > 野狐禅 > 第579回 ガリバー(後編)
雑感・レヴュ集 メタセコイア > 音楽 > アルバムレヴュ > 野狐禅 > 第579回 ガリバー(後編)
空虹桜HP アノマロカリスBANNER
(C) Copyright Unaru Bacteria & SORANIJI Sakura,2011
プライヴァシィポリシ
e-mail bacteria@gennari.net