U・B >予定外の事態により、3ヶ月連続でやることになったチャミグリ!(※1)の
第二回は唯一のオリジナルフルアルバム「スキヤキ」
空虹桜>さっさとこの一連の話し終わらせてスチャの話(※2)しようよぉ。なんか最近スト
レス堪ってきちゃった。
U・B >五月蠅い。お前が甘えた声出しても気持ち悪いだけじゃ。
空虹桜>なに?アンタ、アタシに色気がないとでも!?(※3)
U・B >つーことで一曲目「航海」。もの凄く音質が悪いのはラジカセで一発
録りしたからじゃなかったっけかな。
空虹桜>もしかしたらアタシ的にはアルバムの中でこの曲一番好きかも。
U・B >あなめずらし。まぁ、わかりやすい曲だし、短い(※4)しな。アルバムタイトル
はまぁアレとして、アルバム全体、特に1曲目がこれなのとラストの曲との関
係を考えると
空虹桜>テーマは旅?それも単純な旅じゃなくて大局的な旅。人生の旅みたいな?
U・B >ちょっとかっこよく言うとそんな感じ、んで2曲目「ヒステリック」郵貯のCMソング
だったことありの佳作。
空虹桜>チャミグリ!のメインテーマである青春ってところとアルバム全体に流れるテーマの
旅を重ねるための曲かなぁ・・・もの凄く強がってる感出まくりよね。
U・B >しかも、それを自覚してるところがもの凄く若い。つーか、青い。んで3曲目が
まるで照れ隠しのような「MILK BOY(bang a gong)」
空虹桜>どこをどう聴いても照れ隠しには聴こえないんだけど、どこをどうしてアンタはこの曲を照
れ隠しと宣うのよ。
U・B >つまりだな、これまでの2曲で真面目なこと言っちゃったわけだよ。柄にもな
く。すると、その空気が恥ずかしくなるんだなぁ。小心者は。で、その空
気を自分で壊さなくちゃ気が済まなくなり、結果出てくるのがブラジャの脱
がし方!
空虹桜>・・・っそ・・・不便なんだね・・・もしかして、今度はあまりに下ネタ出したがために恥ずか
しくなってガッツ純情な「月がこぼれそう-The Moon's Splling over-」
U・B >うみゅ。そうやってどうにかバランスを取ろうとしてシーソがガタンゴトンと揺れるわ
けだ。たしか井手っち(※5)が作詞した曲のカヴァだったはずなんだけど、無様な
男のためにあるような曲だと思わん?
空虹桜>うーん・・・いい曲だとは思うけど・・・次、5曲目「ブレッピー スクール
ボーイ[CL edit]」
U・B >微妙な逃げ方すんなぁ。おい。でさ、この曲はアレなわけださ。つまり、いい歳こいて、
「野郎ども、もっと思ったように生きていいぜ」って言う応援曲。
空虹桜>なんか、今回好き好き光線出しすぎで解釈がぶっ飛んでない?
U・B >いや、否定はしないが、単純に歌詞だけ追っかけるとオンタイムな話に思えるん
だけど、なんってぇのかなぁ・・・
空虹桜>次、6曲目に何故か「777」
U・B >何故今回はそう人の話をうっちゃるのだ?貴様は。
空虹桜>長くなりそだから。やっぱさ、数字が入る曲は順序もあわせて欲しいよね。
U・B >それはそうだけど、これもMILK BOYと同じで、真面目な曲2回続いたからここに
入ってるわけだしな・・・そう、ブレッピーは人生って言葉の使い方が歳なんだ。
空虹桜>そうなるとアレだ。この「777」でパチンコ弾いてるオッサンが、自動ドアの向こうを
歩く高校生見つめながらぼやいてるわけだ。
U・B >さすが作家先生。話の拡げ方が無謀だ。となると実はファンの思い入れが
一番強い「yesterdays」も無理矢理話に絡めますな?
空虹桜>うん。まぁね。だって、これも思い出話だしょ?
U・B >ただ、凄い前向きな思い出話なのがミソ。つまり、この曲が真ん中に来てるってこ
とは中押しなわけだ。
空虹桜>アタシが話そうとしたことかさっらわれた。次、「あの娘に逢いに行くよ」
U・B >まぁ、それは一応チャミグリ!の回は俺がメインってことで。で、これもまた純情な
話でただひたすらあの娘に逢いに行くぜ!ってだけの曲。でもこういう
の書かせるとひたすら巧い。
空虹桜>これでまた恥ずかしくなって9曲目「いーじーどらいばー」と。わかりやす
い曲順よね。ホント。
U・B >だからこそ聴いてるこっちには作り手の誠実さというか真面目さが伝わってく
るわけだ。つまり、そうやって行ったり来たりしないと表現できない自分が
好きだって言う。
空虹桜>よく言えばそうだけど、嫌いな人はとことん嫌いよね。こういうの。だって、煮
えきれないヤツってことでしょ?
U・B >まぁ、そこら辺が青春ってヤツなんだけど・・・次10曲目「秋桜」
空虹桜>そう話を振られても困るんだけど、なんかもっともロックな感じの曲よね。タイトル
に似合わず。
U・B >そうかな・・・定義の問題というか、「777」とかの方がロックな気もするけど、まぁ、セ
ンチメンタルな話をテンポ上げて語るとこんな感じになるのかな・・・
次とてつもなく長いタイトル。その名も「純情にデートしようって言って
るんだぜっ!」
空虹桜>タイトル長く感じさせないところがミソといえばミソかもね。要するにただ
の文ってだけだけど。
U・B >でもこれアレなんだよ。たぶん、影で「デートしようデートしよう」ってグチグチ言っ
てるクセして、実際彼女の前立つと言えないんだ。きっと。
空虹桜>たしかに、アンタとか言えなさそうよね。うん。
U・B >うるへぇ。泣くぞ。
空虹桜>今時、そんなことじゃ小学生も泣かないってぇの。
U・B >どうせ俺は小学生以下さ。12曲目「スキヤキたべよう」。これも頭の音が悪
いんだけど、外録りだから。たしか。
空虹桜>ぴったり2曲おきにふざけた曲が来たわけだ。「いーじー」がただ自分の車自慢
だけで、これがリストラ間際のオッサンが自分の子どもとスキヤキ食べ
るだけの曲。
U・B >そういや、最近スキヤキ食ってねぇな・・・って、そうじゃなくてだな。ほら、それすらも
無様な男歌だろ?
空虹桜>否定はしないけど、アレじゃない?「明日があるさ」みたいに情けない男を励ます
んじゃなくて、それをただ唄っただけってのはね・・・
U・B >でも、実際励まされてがんばれるんならそんなもん無くてもがんばれるわけで、所詮
気休めだろ?って、それを話すと長くなる(※6)けど、まぁいいや。ラスト、唯一俺
がカラオケで唄えるチャミグリ!曲(※7)「ボクたちの旅[farewell version]」
空虹桜>結局、この曲をもってホントに旅立ったと?
U・B >というか、これで青春が終わるけど、まだ旅は続くんだぜ!的な・・・ジュ
ブナイルものみたいな感じ。
空虹桜>第一章完。みたいな?
U・B >いうなれば。だから、フルアルバムはこれっきりなのかなぁと。この時点で大人
になって達観したというか、子どもに戻れなくなったというか
空虹桜>子どもの頃に憧れることが情けなくなった?
U・B >そうなのかな・・・その憧れ自体が無様な男・情けない男の象徴みたなとこは間
違いなくあるんだけど、そだな・・・情けない男であり続けるためには、敢えてそ
れから卒業するしかないことが必ずあるんだよな。えーと・・・つまりそれを卒
業しないと、男の屑っていうか・・・かっこわるく言うと、本当の無様な
男・情けない男になるための試練が青春ってことかな。(※8)
※1 オフィシャルはリンクの先。もうすぐ解散(涙)ちなみに、このときもまだCHARMY SMILE & GREEN HEADでした。
※2 U・Bメインのアルバム紹介の裏番組(笑)あともう1年ぐらいかけてスチャダラパーのアルバム全紹介します。
※3 実際無い(笑)って、こんなところに注釈つけてる場合か?<自分
※4 1分30秒なり。
※5 Vo.井手功二の愛称。井手はカタカナの場合もあり。いい歌詞書くよ、この人。
※6 はい。例の落としどころに迷い続けてる話につながります(笑)
※7 のはずなんだけど、この前「DAM」にはなかった。ちなみに、あとチャミグリ!だと「青春グラフィティ」も入ってるはずだけど、アルバムしか買わぬ俺は唄えぬ(UP時)
※8 空虹桜38行(!)U・B60行(!!!)俺大敗。なんとなく語っちゃったせいで、次回のアルバム紹介はなにを語ればいいのだろう(苦笑)まぁ、なにかを語らせてくれるだろうベストを期待してるけど(UP時)