第645回 我ら、時 DISC1(後編)

空虹桜>昨日(※1)が人生で一番近くで小沢健二※2)に遭遇した日でしたが、それはともかく、15,000円する「
       ら、時を語る、DISC1の後編です。
U・B  >ホントはもっと前で見れたハズなのにすみませんね。(※3
空虹桜>運命ってそんなもんだから、こうやってちょっとずつ積み重ねてけばいいと思ってますよ。ええ。
U・B  >珍しく大人な発言。ありがとうございます。
空虹桜>という、一般的にはサッパリ理解されない会話を置いといて、トラック6は名曲「天使たちのシーン」だけど、ビックリ
       するぐらい歌詞が違う。
U・B  >そう、どこがどう違うっていうか、「真珠色」の件や「冷たい夜を過ごす」件がバッサリカットされ
       てる
空虹桜>あと、ラジオからスティーリー・ダンが流れてこないとかね。カモン!とも言わないし。歌詞
       が違えば必然的に歌メロも変わるわけで、当然知ってる「天使たちのシーン」とは違う曲に聴こえる
U・B  >それはそれで意図なんだろうけど、周りが言ってるほど英語嫌ってないっていうか、この曲ではわりとシレッと英語
       を連発してたりする。
空虹桜>「サークル」とか「ラジオ」とか「ループ」とか法則と書いて「ルール」ね。
U・B  >もちろん、外を巡ってきたからこそ日本っていいよね☆的な、ある種ベタな感慨からスタートしているところ
       だから、無理に全部言い換える必要がないのはわかるんだけど、どうせやんなら徹底的にやれよ!とツッ
       コミたくなる。
空虹桜>むしろ、アタシとしては金色の穂を付けた枯れゆく草が※4)のあとに「ほう!」って合いの手が入ってるで
       しょ。この曲にそのギャグいらないから!
U・B  >ちっとも笑い声が起きてなくて、悪ノリの極地みたいなとこね。
空虹桜>とはいえ、やっぱりこの曲の持ってるスケール感というか、破壊力はやっぱりスゴくて、宛てもない手紙書き続け
       てる書き続けている彼女を 守るように僕はこっそりと祈る※5)なんて、改めて聴くと、うっか
       り泣きそうになるもんね。
U・B  >そして噂の新曲「いちごが染まる
空虹桜>油断して三拍子の曲聴くと、なんかテンポ早く聴こえるという錯覚がね。
U・B  >慣れって恐ろしいよね!っていう。
空虹桜>あと、バックバンドの実力もあるし、三拍子だからってのもあるけど、ワールドミュージックっぽいというか、ロシアっぽい。
U・B  >小学生レベルの偏見を。
空虹桜>いや、だってさ、全編日本語の曲なのに、耳にウマいこと引っかからないというか、なんだかんだ言って、小沢君の言う「神様」
       は土着的な神様というより一神教的な神様に聞こえるから、ここでの言い回しで余計になんかキリスト教的というか、足して二
       で割られてロシア正教っぽくない?
U・B  >すみません。なんか難しいこと言いました?
空虹桜>そう切り返されるとねぇ・・・えーと、とりあえず、ここまで日本語的な言葉を選択するならきらりは余計で、オノマトペを
       入れちゃいけないよね。
U・B  >そういう難しい話はもっと他の人としてください。さて、トラック8はなんの違和感もなくはじまる「ローラースケート・
       パーク(一)」で、そのままシレッと「東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブ
       ロー」へ雪崩れ込む。
空虹桜>この曲さ、なんかいくつか音源くっつけてるよね。たぶん。
U・B  >っぽいすな。クロスフェーダの予習でオープンエアーで聴いたらそうでもなかったんだけど、ヘッドフォンで聴いてた時は、
       質の落差に一瞬カクッとしました
空虹桜>実は他にも何曲かくっつけてるっぽい曲があるけど、それはそれでまたあとで。
U・B  >たぶん、くっつけてる曲にはそれぞれ意味があると思うんですよ。
空虹桜>ホントね、男の小沢健二ファンって意味とか理由とか好きすぎてウザいよね。
U・B  >またスンゴイ切り捨て方を。
空虹桜>だってさ、トラック10の「ローラースケート・パーク(二)」で、なんて唄ってると思う?意味なんてもう何
       も無いなんて 僕がとばしすぎたジョークさ 神様がそばにいるような時間続く※6
       だよ。もうどんだけまんまとだよ!っていう。
U・B  >言い返す言葉もありません。
空虹桜>単純に客煽ってるから会場の雰囲気と囲みで音を入れたいってのは、ラインの音だけじゃなくて会場マイクの音を
       入れてることからもわかるじゃない。
U・B  >いや、まぁ、わかってて言ってんですけどね。
空虹桜>トラック的にはトドメとして最後に噂の「ラブリー」の前振りが流れる。
U・B  >この反応の大きさは、どれだけお前ら「ラブリー」が好きなんだ!?っていう。
空虹桜>好きでしょ?嫌いだとでも?
U・B  >そりゃまぁ、好きに決まってますけどもさ。
空虹桜>むしろここでは、「ラブリー」の練習音を入れないことのが、会場に来た人だけか!っていう。
U・B  >悔しい?
空虹桜>悔しいっていうより、そのちょっとぎくしゃくした雰囲気が知りたかったなぁっていう。(※7


※1 昨日:「スチャダラパーの新木場ジャンボリー」のアンコールで小沢健二が出てきたという話。
※2 小沢健二:限られた人にのみ許されたレアジョブ「旅人」の人。旅先へは圧力鍋を持って行ってるらしい。恐ろしい人。
※3 清水ミチコを見ている間に、が熱疲労というか脱水症状に襲われ、気を失いかけたという話。
※4 拡大部は歌詞より引用。
※5 拡大部は歌詞より引用。
※6 拡大部は歌詞より引用。
※7 空虹桜32行。U・B26行で、の勝ち。ちなみに、「よりぬきスチャダラ全力投球!」はちゃんと確保してありますが、レヴュは「我ら、時」が全部片付いてからの予定。


空虹桜HP アノマロカリス > U・Bと空虹桜のクロスフェーダ > 小沢健二 > 第645回 我ら、時 DISC1(後編)
雑感・レヴュ集 メタセコイア > 音楽 > アルバムレヴュ > 小沢健二 > 第645回 我ら、時 DISC1(後編)
空虹桜HP アノマロカリスBANNER
(C) Copyright Unaru Bacteria & SORANIJI Sakura,2012
e-mail bacteria@gennari.net