第706回 中央と地方の話 その11

U・B  >最終回です。最終回
空虹桜>ある意味クロスフェーダではレア。
U・B  >自分で言っちゃいますか?そゆことを。
空虹桜>ええ。で、先月地方同士で地方を変えていけば、勝手に日本なんて変わるとか言ったんだけど、もうちょっと
      踏み込むと、日本には地方しかないって話なわけだ。
U・B  >珍しく先月の話から切り出されましたが、たしかにもともと江戸は地方ですわね。
空虹桜>そうだね。するとやっぱり視点が変わってくるんだよね。今の話からもわかるように、そもそも中央って概念はどうして生まれ
      たのか?
U・B  >話飛んで無いッスか?
空虹桜>まぁまぁ。話は聞きましょう。官僚制というか組織制ってのは、当然の如く、誰かがやらなきゃならないことを誰かに押
      しつけることで構築されてきたわけじゃん。
U・B  >また極論。
空虹桜>面倒見がいいヤツとかだいたい損すんだけど、それが巨大化すると官僚制とかになるのね。「俺一人じゃ無理だからよろしく」だから。
U・B  >ええ。まぁ。
空虹桜>その集積地が中央という虚構だから、中央が存在しないっては、ある意味当然と。
U・B  >じゃあ、1年かけないで結論に至ってくださいよ。
空虹桜>アレだよね。やっぱりテンションだよね
U・B  >台無しですよ。
空虹桜>それはともかくさ、中央には押しつけたんだから、中央に従おうという構造はやっぱり歪んでいて、これからはどうやって中央に押
      しつけた仕事を押しつけ返されないようにするかが大事なんだと思うんだ。
U・B  >押しつけ返される?
空虹桜>TPP(※1)にかかる農業の話なんてのが最たるもんなんだけど、ビジネスサイドの農業リスクを中央に押しつけて
      手当を貰ってたわけじゃん。
U・B  >今回極論多めですね。
空虹桜>一次産業は金にならないのに、企業化して合理性を上げるとか、市場のニーズに応えた野菜を作れば売れるとか、初等教育で理
      科や社会の授業を受けたとは思えない脳ミソ腐った発言を農林水産大臣がしてるんだよ。(※2
U・B  >ああ・・・その発言って、ビジネス的にもレッド・オーシャンに打って出ろって言ってるわけだから間違ってま
      すわな
空虹桜>ブルー・オーシャンへ行けってならわかるんだけど、レッド・オーシャンはお金にならないからね。
U・B  >つくづく、この国は頭悪いと思ってたんだけど、なんなんッスかねぇ?このモノの見えて無さ加減は。
空虹桜>ねぇ。ちょっと呆れてしまったんだけど、まぁ、そういうのもさ、中央がリスクを押し返そうとしてるわけじゃん。自分たちでリスク
      マネジメントできなくなってるから。
U・B  >はいはい。なるほどね。
空虹桜>せっかく押しつけたんだから、そっから距離を取らなきゃいけなかったんだけど、ボンヤリしてた分、地方も悪いわけね
U・B  >ボンヤリしてたんだ。
空虹桜>うん。だから、今頃になって間抜けなロジックを組み立てるんだけど、それはまぁ捨て置いて、どうやって中央から逃げるか?を、
      地方は本気で考えた方がいいんだよね。(※3


※1 TPP:環太平洋戦略的経済連携協定の略。環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定だけど、まぁ、秘密主義者は嘘吐きだと思った方が良いよね。
※2 農林水産大臣:林芳正農林水産大臣のこと。詳しくはこのPodcastで。
※3 空虹桜22行。U・B15行で、の負け。そんなわけで、ご不満は多々あるでしょうが、このシリーズは終了です。結論としては「中央なんてない」だけでしょうかね・・・


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