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）が届いちゃったので、スチャダラパー（※２）の話を。
Ｕ・Ｂ ＞毎度のことながらファンならファンらしく、ちゃんとしてください。
空虹桜＞怒り方がおかしくない？つかさ、ちゃんとアタシ野音のチケット買ってあるよ。（※３）
Ｕ・Ｂ ＞当たり前でしょ？ファンなんだから。さて、今回のアルバム発売によって、一部過去のレヴュに修正加えたりしております。あら
かじめ、ご留意ください。
空虹桜＞大人の発言。
Ｕ・Ｂ ＞どういうからかいですか・・・ハァ。さて、１曲目「イントロダクションワンツー」はいつもの通り、インストです。（※４）
空虹桜＞「ドゥビドゥWhat?」からのセルフサンプリング。（※５）
Ｕ・Ｂ ＞セルフサンプリングでも、何故かJASRACにお金払わなきゃいけない問題ですね。わかります。
空虹桜＞世知辛いこと言うね。
Ｕ・Ｂ ＞お金大事ですよ。お金。わりとポップよりナインストからの２曲目「スチャダラメモ」は前作「６ピースヴァリューパック」より。（※６）
空虹桜＞改めて聴くと、「スチャダラパーってまだやってたんだ」派の人には、あたりがいいというか、いかにもな曲で安心感はある。
Ｕ・Ｂ ＞だしょうね。コナミコマンドとか北島康介を踏まえての激おこびんびん物語。（※７）
空虹桜＞神３とか、もう結構前な感じで、実はある程度古いと距離感失われちゃうんだね。っていう。
Ｕ・Ｂ ＞そッスねぇ。古いことも新しいことも同じぐらいダサくていいんでないかい？（※８）ってのが、オッサンの肌感覚なんだなぁって、最近しみじ
み思うんですよ。
空虹桜＞そゆ意味では、結構オッサンの肌感覚って、オッサンは妙に恥ずかしがって出さないよね？
Ｕ・Ｂ ＞SPA!やゲンダイの見出しぐらいですよ。（※９）
空虹桜＞ああ。たしかに。もうちょっと素直にカミングアウトすればいいのにって気はする。
Ｕ・Ｂ ＞まぁ、ウザくてキモいですけどね。３曲目は新曲だけど新曲感が無い「ゲームボーイズ２」
空虹桜＞たしかに新曲感は無い。
Ｕ・Ｂ ＞もうこの曲だけで一晩語れそうな気がするんですけど、ゲームキューブのことは忘れないでください！
空虹桜＞ん？ああ。たしかにゲームキューブが置いてかれてるね。
Ｕ・Ｂ ＞WiiUでですら現役なんですよ。あのコントローラ。って、その話をするとホント長くなるから、もう一箇所だけどうしても触れたいのはイマジニア
カプコン ジャレコ テクモ（※１０）
空虹桜＞RGかよ！（※１１）ではなく。
Ｕ・Ｂ ＞ではなく。カプコンだけですよ。今、生き延びてるの。今生き延びてれば、ジャレコは結構頑張れてそうな気がするんですけどねぇ。
空虹桜＞それはともかく、課金課金 チャリンチャリン（※１２）で踏んでるのがいいなぁと。マリオのコイン獲得音とあわせて。
Ｕ・Ｂ ＞あの刷り込みは凄いですよ。ホント、あと、イントロに入ってるけど、ゼルダの謎解き音って、耳にすると無条件でテンション上がる
んですよ。こないだ打ち合わせ中に、隣の部屋から着メロかなんかの音して、思わずそっち振り向いちゃいましたもん。
空虹桜＞まぁ、そゆ曲だよね。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。４曲目は「ワープトンネル」で、ゲームつながり。（※１３）
空虹桜＞ブックレットのThanksにバンダイヴィジュアルの人がクレジットされてるんだけど、なんで？
Ｕ・Ｂ ＞ナムコとバンダイが合併したからですよ。いつの話ですか？（※１４）
空虹桜＞ああ。そうなんだっけ？へぇ。
Ｕ・Ｂ ＞たぶん、このアルバムの中ではこの曲が一番古いんッスかね？改めて聴くと50円DISCO（※１５）って、Perfumeの曲名にありそう。（※１６）
空虹桜＞ありそうだけど、その連想ゲームに到るアンタが凄いわ。やっぱり。
Ｕ・Ｂ ＞あざーす。レビュ済みの曲が多いんで、サクサク行くつもりなんで、５曲目が「M4EVER」で、チャットモンチーとのコラボ曲。（※１７）
空虹桜＞このほんわか感は流石。
Ｕ・Ｂ ＞チャットとANIのハマりっぷりは恐ろしいぐらいですよ。（※１８）
空虹桜＞あとは、ここでも3DSが出てくる。
Ｕ・Ｂ ＞我々はゲームから離れられないのですよ。
空虹桜＞残念だ。
Ｕ・Ｂ ＞残念です。恐るべきは、任天堂。
空虹桜＞妖怪ウォッチがいくら売れても、結局最後にお金が落ちるのは任天堂。
Ｕ・Ｂ ＞恐るべき山内溥（※１９）。折り返しの６曲目は「ザ・ベスト」で、Amazonのレヴュとか見てると、やっぱりアラフォー界隈はこの曲がハマる感じ。
空虹桜＞まぁねぇ。しゃーないよね。
Ｕ・Ｂ ＞でも、今が最高。
空虹桜＞タイムマシン発明しない限り、過去には戻れないわけだしね。そもそも、そんな戻りたい過去があるわけでもなし。で、この曲に続く７曲目がまさか
の「哀しみ turn it up」
Ｕ・Ｂ ＞か・な・し・み turn it up turn it up（※２０）
空虹桜＞これ、元ネタは70年代だか80年代のアイドルソングかなんかだよね。前、不意にこの曲の元ネタ掛かって焦ったんだよ。
Ｕ・Ｂ ＞そこ、ちゃんと覚えておいてくださいよ。
空虹桜＞そこらのB-BOYとかみたいに元ネタ大好きっ子じゃないから。
Ｕ・Ｂ ＞オタク力が足りないですよ。
空虹桜＞いらないよ。そんなの。でも、この曲入るとは思わなかった。
Ｕ・Ｂ ＞ある意味、いかにもスチャダラパーっぽい曲だと思いますよ。
空虹桜＞まぁね。空にそびえる巨大ビルディング あれ以来消えてるネオンサイン そんな時代引き裂く二人
いつか笑い会う未来見えるよ（※２１）ってなんだよ！って話だからね。
Ｕ・Ｂ ＞しかも大半ANIが唄ってる。
空虹桜＞ねぇ。なんだろね？この無闇なギャグ感。
Ｕ・Ｂ ＞しかもさ、「turn it out」が「たりらん」に聞こえるんですよ。もうさ、バカボンのパパにしか聞こえないっていう。
空虹桜＞残念だ。
Ｕ・Ｂ ＞ホント、自分って残念な人間なんだなぁっていう。さて、８曲目があの「山田孝之の東京都北区赤羽」（※２２）主題歌「中庸平凡パンチ」
空虹桜＞見てる？
Ｕ・Ｂ ＞その前の「怪奇恋愛作戦」（※２３）見てるんで、その流れで。
空虹桜＞ヤヴァいよね。
Ｕ・Ｂ ＞いろいろね。でも、この曲が主題歌か？って言われるとちょっと違うかなって気もする。
空虹桜＞トラックのドープさとか、わりにハマってると思うけどね。
Ｕ・Ｂ ＞いやね、エンディングもそんなハマってなくて、そもそもあんなのに合う曲は存在しないんですよ。
空虹桜＞なるほどね。たしかに。
Ｕ・Ｂ ＞サビはいかにも本編フィーチャーしましたよ感なんだけど、三番の高濃度もれてるままだね まさかね いわく堂々と茶番
もう臨界 もうちょっとガマン（※２４）とか、もちろん原発の話だけど（※２５）、あのドラマ自体の隠喩にも聞こえるっていう。
空虹桜＞フィクションとノンフィクションの境界というか、そもそも論として、現実の非現実感だよね。
Ｕ・Ｂ ＞二十一世紀に生きてしまっている問題。
空虹桜＞それそれ。リアルとは？って問いは過去何百年も繰り返されているんだけど、山田孝之の自分探しがさ、古典的古典感に満ちていて、その主題歌
に「中庸平凡パンチ」と名付けてしまう、スチャダラパーの皮肉感ね。
Ｕ・Ｂ ＞このご時世、みんなわかりやすくて真面目にストレートだから、ちょっと斜に構えてるだけで、凄い斜めってる感が出てしまうっていう。
空虹桜＞幸福中の不幸というか。
Ｕ・Ｂ ＞やりずらいッスよね。それすら埋もれちゃいますからね。
空虹桜＞15年もこんなことダベってるのに、一度もバズらないっていうね。
Ｕ・Ｂ ＞そこ？つか、「バズる」とか、今っぽいことを不意に言わないでください。違和感ハンパないから。
空虹桜＞狙いですけどね。
Ｕ・Ｂ ＞存じてます。９曲目が「A.K.A ETC」で、ETCはダブルミーニングだすな。
空虹桜＞今さらですけどね。
Ｕ・Ｂ ＞全然行く機会が無いんですけど、稀に大きなイオンとか行ったりすると、エンタメ感がハンパないんですよね。
空虹桜＞地方色の無い街並みとか言うじゃない。平気で。ああいうの言うのって、だいたい都会の人間だよなぁって思うんだよ。化学調味料
に舌が麻痺しちゃってるから、細部に目が行かないというか。
Ｕ・Ｂ ＞焼き畑なのはたしかになんだけど、とはいえ便利なモノは便利だよねっていう。
空虹桜＞しかも楽しいっていうね。そうやって津々浦々同じよなモノが手に入る状況を戦後70年とか掛けて、この国は作ってきたわけじゃん。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。
空虹桜＞たぶんさ、「地方色」とか口にするヤツに限って、もう一方で「情弱」とか言って馬鹿にしたりして、差別意識に根を張っちゃってる。
Ｕ・Ｂ ＞まぁ、それはそれで被害妄想ですけどね。10曲目が大好き「Off The Wall」で、Feat.清水ミチコ！（※２６）
空虹桜＞Amazonのレヴュが凄いよね。みんな清水ミチコ大好きっていう。
Ｕ・Ｂ ＞そこまで言うなら、清水ミチコのCD買えよ！って話ではあるけど。
空虹桜＞全然面白いけどね。
Ｕ・Ｂ ＞面白いですよ。強いて言えば、矢野顕子のモノマネが欲しかったぐらいじゃないですか？（※２７）そして、11曲目がWOWWOWの
NBA中継の主題歌「恋のペネトレイト」で、中学の時バスケやってたのにペネトレイトの意味を知りませんでした。（※２８）
空虹桜＞残念だ。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。残念ですとも。
空虹桜＞１番がバスケット用語でライミングして、いつの間にか２番になると自分たちの話になるってのが、いかにもヒップホップ的というか。
Ｕ・Ｂ ＞そッスね。固いディフェンス落とせないゲーム ラン＆ガン ファストブレイク 焦ってファンブル 空振る
ジョーク言っておきながら、心のキレイな人にだけプリンプリン チンチンにヘコませる新人 ガチベテラン
激おこビンビン（※２９）ですからね。
空虹桜＞その中でシレッと低めに設定サラリーキャップ（※３０）とか紛れ込ませるあたり恋のあとの話なんだよね。２番は。
Ｕ・Ｂ ＞ノートに手動 埋めるライム帳（※３１）とか、全然本題と関係ないですけどね。
空虹桜＞そこのマッシュアップ感というかが、またね。
Ｕ・Ｂ ＞言い様だなぁ。最後。12曲目がこれまたまさかの「Boo-Wee Dance」
空虹桜＞ライヴはみんなでこの曲にあわせて踊らなきゃならないんだよ。
Ｕ・Ｂ ＞ああ。踊らされてましたな。野外で見た時はなんとかなってたけど、ライヴハウスとかだとキツくね？
空虹桜＞キツいよぉ。とりあえず、この曲のキモはボーちゃんはねぇ ボーちゃんはねぇ いつだってクールでポーカーな
フェイスとかアニくんはねぇ アニくんはねぇ いつも慌てず自分のペース（※３２）なんて、もうね。自分で言っ
ちゃうか！感がね。
Ｕ・Ｂ ＞個人的には授業でダンスを習う時代 でも、夜中にダンスはダメみたい これが未来？次に期待？
マジかよやるなら今しかない？（※３３）
空虹桜＞それが何故か、Nai Nai Nai ヤバくない？ Tell Me Why？ なにがしたい？（※３４）に雪崩れ込むという。
Ｕ・Ｂ ＞やっぱり選択が微妙に古い。
空虹桜＞微妙っていうか、相当古い。
Ｕ・Ｂ ＞だが、それがいい。
空虹桜＞とか、いつまでも言ってちゃいけないかなぁと思うけど、たぶん、ヒップホップって世代間格差があっていいジャンルなんだよね。
Ｕ・Ｂ ＞おっと、画期的な展開。
空虹桜＞高校生RAP選手権（※３５）とか聴いてるとさ、やっぱり新しい子は新しい子の世界があって、一つの惑星系なんだよね。
Ｕ・Ｂ ＞ああ。大きな宇宙の中にいろいろとね。
空虹桜＞じゃあ、古いかっていうと単に古いわけじゃなくて、新しくて古い感じが、マンネリズムでもあるけど、やっぱ好きなんだよなぁ。
（※３６）
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