Ｕ・Ｂ ＞追われてないですか？日々に。
空虹桜＞のっけからまさかの倒置法。
Ｕ・Ｂ ＞だってさ、日々の追ってきっぷりって尋常じゃないですよ。まぢで。ノリ的には白髪鬼とか。（※１）
空虹桜＞いいけど、アタシ乱歩読んだことないよ。たぶん。
Ｕ・Ｂ ＞「たぶん」なんだ。つか、教養ホント無いッスよね。
空虹桜＞アンタに言われたくないんですけどね。
Ｕ・Ｂ ＞でさ、話戻すけど、思わず擬人法で表現したくなるじゃないですか。サザエさんシンドローム（※２）ならまだ可愛いぐらいで、さいきん、木曜日ぐらいに
はもう、来週のスケジュールで憂鬱ですよ。
空虹桜＞病んでるなぁ。でも、アンタ、だいぶ週末遊んでるでしょ？
Ｕ・Ｂ ＞週末に予定がなかったら不安なぐらいには予定入れてますよ。
空虹桜＞一般的には「リア充爆発しろ！」枠に入りそうな発言だと思うけどね。
Ｕ・Ｂ ＞いや、リア充は爆発すればいいんですよ。たいていね、俺の予定は誰かのための予定じゃなくて自分のためだし、それが無けれ
ば生きてる必要がないから入れてるだけですからね。
空虹桜＞出た。非日常シンドローム。
Ｕ・Ｂ ＞なんッスか？その新たな病名。
空虹桜＞たいした人生送ってるわけでもないのに、過剰に非日常へ依存しているっていう。
Ｕ・Ｂ ＞ひっ・・・ヒドい！
空虹桜＞たいした人生を送ってるとでも？
Ｕ・Ｂ ＞送ってるわけないじゃないですか。
空虹桜＞自信持って返されても困るんですけどね。
Ｕ・Ｂ ＞いやさ、たいしたことない人生だからこそ日々に追われてる感が大きいんだと思うんですよ。
空虹桜＞哲学的な展開？
Ｕ・Ｂ ＞いやね、たいした人生だったら追われてるとかそんなことよりも充実とかの方が前に来るんじゃないですか？
空虹桜＞それも妄想だよ。
Ｕ・Ｂ ＞切ってきましたね。
空虹桜＞たぶんさ、自分探しと同じだよ。人生の充実なんてモノはさ。マスコミに踊らされてるただけというか。
Ｕ・Ｂ ＞でもさでもさ、どうせ踊らされてるだけなら、本気で踊ってやればいいじゃないですか！
空虹桜＞まぁね。馬鹿はそうじゃないとね。
Ｕ・Ｂ ＞そもそも時間が強制的に過去から未来に流れてるわけでさ、
空虹桜＞時間が流れてるのは錯覚だって説もあるけどね。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。もう、存じてますよ。そこでシリアスなツッコミを入れてくるか。お前は。
空虹桜＞そゆ役回りでしょ。
Ｕ・Ｂ ＞まぁそうなんですけど。でさ、なんだっけ？そう、強制スクロールされてるからこそ、なんとかして追いかけたいんですよ。どうやったら日々
を追っかけ回せるんですかね？
空虹桜＞どうすりゃいいんだろうね？
Ｕ・Ｂ ＞知りたいけど、それ知ったら人生終わりみたいなこともボンヤリ思うんですよ。
空虹桜＞ああ。悟りの境地の向こうってなんだろう？的な。
Ｕ・Ｂ ＞知りたいけど、知らんでいいなら知らんで済ませたいとちょっと思う。
空虹桜＞でも、日々から追い回されるのはイヤだと。
Ｕ・Ｂ ＞我が儘ですよねぇ。
空虹桜＞自分で言っちゃうんだ。
Ｕ・Ｂ ＞それぐらいの自覚症状はありますよ。（※３）
※１ 白髪鬼：マリー・コレリの小説「ヴェンデッタ」を基にした黒岩涙香の翻案小説、およびそれを江戸川乱歩が更に翻案した小説。ってつまり、パクリのパクリか！
※２ サザエさんシンドローム：平たく言うと、明日から月曜日だと思うと憂鬱だね！
※３ 空虹１９行。Ｕ・Ｂ２３行で俺の負け。タイトルは違っても、毎度同じような話をしてる気はする。相変わらず成長しないと言われても否定しない。
