第789回 衝動の強要という話

空虹桜そこまでアタシって感情的な人じゃないじゃないですか
U・B  >今日はエイプリルフールじゃないですよー!って、なんか在りし日の南海キャンディーズみたいなツッコミだな。(※1
空虹桜>ツッコミにセルフツッコミって、相変わらず忙しい人だね。アンタ。
U・B  >なんて言い様ですか。アータが、突拍子もないこと言うからじゃないですか!
空虹桜>アータ。
U・B  >アータ。って、いいから話進めてくださいよ。
空虹桜>そうね。でさ、今回言いたいことは、世の中衝動を強要しすぎじゃないか?って話なんです。
U・B  >どちらかといえば、自称作家なんだから、強要してる側であるハズの空虹さんがそんなこと言ってて、いいんですかね?
空虹桜>「自称作家」って、凄い残念な人感あるね。
U・B  >実際、残念な人だしね。
空虹桜>ええ。ええ。でさ、話を戻すけど、なんでこんな強要されてる感があるのかなぁと考えると、たとえば「泣く」って動詞は五段活用なんだよね。
U・B  >おっと。まさかの展開ですね。五段活用とか久々に聞きましたよ。
空虹桜>日常会話じゃ出てこないもんね。で、これが「泣ける」になると下一段活用じゃない。
U・B  >はいはい。
空虹桜>この、下一段活用の強要感がハンパないのね。
U・B  >下一段活用のせい。
空虹桜>かなぁと思ってるのね。「笑える」とか「泣ける」とか「楽しめる」とかって、主体的な感情じゃないわけだよ。
U・B  >そりゃそうですわな。そういう動詞だし。
空虹桜>主体性がないフレーズって、実は、そゆ感情を誘ってるわけでしょ。わたしが泣けたからあなたも泣けるよね?っていう。
U・B  >同調圧力?
空虹桜>そうそう。アタシが同調圧力を極端に嫌いってのもあるけど、そもそも、価値観が一緒だという前提が気にくわないのね。
U・B  >歪んだ精神性というか、プライドをお持ちでらっしゃる。
空虹桜>もうなんとでも言ってください。サブカルに住んでるのに人と一緒でいいってのは、ポーズでしかないじゃない。
U・B  >まぁ、俺から言わせると、それすら同調圧力ですけどね。みんなちがって、みんないい。(※2
空虹桜>切り返すなぁ。
U・B  >まぁ、空虹さんの言ってることもわからじゃないですけどね。結局、人の価値観に左右されたいわけですよ。
空虹桜>思いっきり、アンタの価値体系の話だよね。それ。
U・B  >ええ。まぁ。左右されたいってのはね。ただ、ここでのは、むしろ自分に自信が無いんじゃないかなぁっていう。
空虹桜>遠回しに自慢したね。
U・B  >どっちかっていうと、流された上で、自分がどう動くのかが他人事的に楽しくて仕方ないですからね。強制スクロール
       で利かせるアドリブ力みたいのがね。
空虹桜>互いに、自分事なのに他人事ってヒドいよね。
U・B  >ある種のニヒリズムですよね。で、たぶん、今回の話でいくと、衝動を強要したい人たちは、自分に自信が無いというか、自分の価値観に自
       信が無いから人のせいにしたいんですよ。で、自分は一人じゃないって知りたい
空虹桜>自分一人でかまわないよね。っていうか、自分が二人もいたらムカツク
U・B  >ねぇ。でもまぁ、そこでムカつかない人が結構いらっしゃるってことですわな。実際。(※3


※1 南海キャンディーズ:これぐらいの頃。たまにはちゃんと南海キャンディーズの漫才が見たいですよ。ええ。
※2 みんなちがって、みんないい。:a.k.a 金子みすゞ
※3 空虹17行。U・B19行での勝ち。結局、臍曲がり同士が話をしてるので、どうしようもない結論に到りましたとさ。


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