Ｕ・Ｂ＞かねてからの懸案事項です。
空虹桜＞そんな重大事？
Ｕ・Ｂ＞重大も重大。こないだもデートしてるときに、女の子のサンダル踏んじゃいましたからね。
空虹桜＞えーと・・・馬鹿なの？
Ｕ・Ｂ＞昔、酔っ払いのオッサンのを踏んだ時にはケンカ売られましたからね。あやうく傷害致死事件ですよ。
空虹桜＞馬鹿なの？
Ｕ・Ｂ＞いやさ、俺が粗忽者だっていうのは重々承知してるわけですよ。
空虹桜＞アタシも知ってる。
Ｕ・Ｂ＞それに加えて、空虹さんほどじゃないにせよ、人間嫌いじゃないですか。
空虹桜＞いちいちアタシを引き合いに出さなくてもいいよ。
Ｕ・Ｂ＞するとさ、もう他人の動きとか超気にして移動してるんですよ。でも、踏んじゃう。
空虹桜＞結局単なる不注意。
Ｕ・Ｂ＞ホント気にしてるのに睨まれたりするじゃないですか。もう、朝から超気分悪いですからね。踏みたくて踏んでるんじゃねぇ、社会
性が無いだけなんだよ！
空虹桜＞社会性のせいにした。でもさ、たしかに、そもそも東京来るまで、そんな人が密着してるよな空間を歩く機会が無
かった。
Ｕ・Ｂ＞そうそう。皆無ってわけじゃないけど、そゆ空間って、足より先に体がぶつかってたりしたし。
空虹桜＞そうだね。そゆ意味ではやっぱり、他人の足踏むってアンタおかしいんじゃないの？
Ｕ・Ｂ＞待て待て。たまに俺、強烈な足払い食らうときとかあるぞ。まぢで。
空虹桜＞どゆこと？
Ｕ・Ｂ＞動かした方の足が宙に浮いてる時に、タイミング良く蹴られる。
空虹桜＞スゲぇな。それ。
Ｕ・Ｂ＞一回、これ、靱帯やったカモと思ったことありましたよ、やらなかったですけど。って、そうじゃなく。たしかに、パーソ
ナルスペースが狭いってのはあると思うんですけど、これは、言い訳ではなく、観察してきた結果として、移動導線が
読めない歩き方してる人が怖いんですよ。
空虹桜＞なんかレースでもしてるかのような。
Ｕ・Ｂ＞歩く速度が違うってのもあるんですが、移動導線読める人に対しては対応できるんですけど、移動導線読めない人って突然歩く速
度が変わるから、踏んじゃったりするんです。
空虹桜＞時々いるね。たしかに。歩く速度にムラがある人。
Ｕ・Ｂ＞ムラも周期があればいいんですよ。読めるから。困るのはホント突然止まったりする人。たとえばスマフォでゲームしなが
ら歩いてるノータリン。
空虹桜＞たしかにふらついてたりするけど、止まるか？
Ｕ・Ｂ＞止まるんですよ。改札の直前とかで。
空虹桜＞ああ。そゆことあるね。たしかに。
Ｕ・Ｂ＞ホント法律改正して、切符切ってやればいい（※１）と思うんですけど、それはそれとして、周りの人のことを考えてって
言うじゃないですか。
空虹桜＞言うけど、唐突な展開。
Ｕ・Ｂ＞こっちは考えて動いてるのに、まるで考えてないかな扱いってなんですか？むしろ被害者
ですよ。俺。
空虹桜＞結果的に、やらかしたのはアンタだからね。
Ｕ・Ｂ＞まぁそうですけど。免許（※２）持ってないとかですかね？ああやって導線読めない人たちって。
空虹桜＞どーなんだろね？でも、昔から、自分の言動が他人に迷惑かけることに無関心な人っているからね。
Ｕ・Ｂ＞他人のこと考えすぎるのも良くないけど、もうちっと、なんつーか、見て欲しい。承認欲求とかではなく、判断するために。
空虹桜＞とはいえ、アンタが悪いんでしょ？基本的に。
Ｕ・Ｂ＞最後にいきなり台無しにしないでくださいよ・・・（※３）
※１ 切符：ここでは交通違反切符のこと。最低罰金５万円ぐらいからが良かろうと。で、その金でフリーWi-Fi維持すれば？
※２ 免許：ここでは普通自動車免許のこと。急ブレーキ、急ハンドル、急発進は禁止ですよ！
※３ 空虹１９行。Ｕ・Ｂ２６行で、俺の負け。ホント、大変なんですよ。この、前の人の足踏んじゃう問題。
