U・B>THEイナズマ戦隊(※1)17周年記念アルバムこと、10thアルバム「17」(Amazon / iTS)を語りますよ。当然俺が持
ってるのは初回版ですけど、リンク張ってるのは通常版ですよ。
空虹桜>いる?その情報いる?
U・B>いるんです。
空虹桜>その川平口調(※2)は絶対にいらない。って、そうか。今回はアタシが進行か。
U・B>ええ。そうです。1曲目「ジャパニーズドリーム」
空虹桜>なにはなくとも 名も無き男 ド根性から掴んだ夢(※3)って、それ、ジャパニーズ・ドリ
ームか?
U・B>そう訊かれるとYESとは言いにくいんですけど、そんなことよりもここはやっぱり朝になって 新しい今日が始まっ
て 生きてるだけでも丸儲け(※4)ってことで、結局IMALUか!。(※5)
空虹桜>そういえばたしか、スキカウでもそんな歌詞あったよね?(※6)
U・B>ええ。「最後の最後」ッスな(※7)。これが怒髪天になると、生きてるだけでOKになるんですけども(※8)
空虹桜>結果論的には、生きてるヤツが好き放題言うから、死んじゃうと不利なんだよね。
U・B>まったく期待してない極論を。
空虹桜>そゆ役目ですからね。あとまぁ、ジャパニーズ・ドリームなんて言ったもん勝ちと言われればそれまでなんですけど。とり
あえず、2曲目「立ち上がるにはいい日だぜ!!」
U・B>サビにグッと来るのは当然として、きっと今立ち向かう時だと 雑踏に流されないように ぐっとf
今踏ん張った爪先は(※9)
空虹桜>雑踏をどう解釈するかだね。
U・B>そこは当然、売れてないバンドの楽曲なんですから、ヒットチャートに乗っかる大人たちに決ま
ってるじゃないですか。
空虹桜>さすがネガティヴだなぁ。
U・B>やっぱり、売れ線とかに流されず、自分たちは自分たちだってとこで捻くれたプライド賭けて進むバンドじゃないと、愛せない
じゃないですか。そこで3曲目が「喜びの歌」なんですよ。超名曲。このアルバムで一番好き。
空虹桜>俺達はすげー 俺達はすげー 俺達はすげー 俺達はすげー 俺達はすげー(※10)って、
馬鹿なサビが?
U・B>そこの開き直りもそれはそれでいいんだけど、太陽みたいに乾いた笑顔で 俺達をあっちゅーまに黙ら
せる そんでうつむいた横顔が切なそうで 俺達が守ってやらなくちゃと思わせるとか明
るい方が間違いなく未来だと 真っ直ぐ信じれるのも才能ってやつさとかだけど七転び八
起きで生きてきただろう 人生を楽しむってのはそーいう事さ(※11)とか、めっちゃいい
フレーズてんこ盛りなんですよ。
空虹桜>引用してもらったのも含めて、全体的に開き直り要素しか見つけられないんですけど?
U・B>まぁ、落ち着け。落ち着いてください。たしかにその要素はある。間違っちゃいない。でも、その開き直りこそが喜び
だったりするなじゃないですかね?
空虹桜>なんて言うか・・・残念だね。
U・B>あえて言おう。その残念さを引き受ける用意があるんだよ!
空虹桜>カッコついてないあたりが凄いわ。4曲目が「恋人よ」
U・B>ちょっとメロウというか、日和ったな感も無くは無い。
空虹桜>相変わらず、ファンのクセして酷いこと言うな。
U・B>そゆレヴュですからね。そして、友達がみんな 口ずさむのは明るい絶望 寂しさとともに 羨ま
しくも思えたんだ(※12)なんて、気安く絶望できる一般人への嫉妬みたいなモノは面白くもあるけれ
ど、でも、立ち止まっちゃいけないバンドなんだから、こんな醒めた曲はいらないんですよ。
空虹桜>ホント、酷いな。
U・B>そこ行くと、5曲目の「俺達に祝杯を」っていうのは、お馬鹿な感じで嫌いじゃないんですけどね。
空虹桜>お馬鹿な感じで。
U・B>ええ。とはいえ、グラスを高く上げて 乾杯!!(※13)って、お前、増子チルドレンなら、そこは
ジョッキだろ!(※14)
空虹桜>なに?そのツッコミ。
U・B>ん?んじゃ、胸張って飛び出そう!! 祝杯のギター!!(※15)って、サスパズレかよ!(※16)
空虹桜>さすがにそれはわかるけど・・・そゆ曲なの?
U・B>ついつい、そゆ風に解釈しちゃうって話で。今回最後の6曲目は「涙の青春」
空虹桜>これはもう完全にサビの曲。
U・B>例えば青春 いつからいつまでが若さなんだろう 例えば幸運 いつまで続けば幸せな
んだろう 例えば 法律 例えば 真実 例えば 正義なんてのも どっかの誰かの決め
つけなんだろう(※17)ですからね。
空虹桜>正義が決めつけってのは、慧眼だよね。
U・B>ね。とはいえとはいえ、答えはいつだって胸の中 だからボチボチ行こう そうさボチボチ行こ
う(※18)っていう。
空虹桜>実際問題、人生においてはボチボチが肝心だからね。
U・B>ね。なのにさ、怖い上司に怒られて軽い鬱とか、そゆの勿体なくないッスか?
空虹桜>いや・・・なに?その拾いにくい発言。
U・B>冷静に考えれば、女の前厄で、前回、骨にヒビ入ったわけだし、またかよ!感全開なんですよ。だから、ボチボチぐらいで、
俺と幸せになればいいじゃないのさ!
空虹桜>ホントごめん。意味わかんないし、なによりキモい。(※19)
※1 THEイナズマ戦隊:Vo.上中丈弥(基本全曲作詞)、G.山田武郎、Ba.中田俊哉、Dr.久保裕行の四人組ロックバンド。詳しくはオフィシャル参照。
※2 川平口調:慈英です。ニュースステーションです。クドいんです。
※3 拡大部は歌詞より引用。
※4 拡大部は歌詞より引用。
※5 IMALU:明石家さんまと大竹しのぶの娘。名前の由来は、父親であるさんまの座右の銘「いきてるだけでまるもうけ(生きてるだけで丸儲け)」から。
※6 スキカウ:U・Bの愛するバンド、スキップカウズのこと。スキップカウズヴォーカルのイマヤスと、イナ戦ヴォーカルの上中は、RABラジオの「土曜ワラッター!」で共演してたりしてなかったり。
※7 最後の最後:スキップカウズ10thアルバム「冬盤〜スイート10ダイヤモンズメロディアス〜(Amazon / iTS / YouTube)」収録曲。いい曲なんだ。これが。
※8 怒髪天:北海道が誇るジャパニーズR&Eバンド。とりあえず聴け。まずはそこからだ。 生きてるだけでOK:怒髪天の名曲「全人類肯定曲」の出だし。初めてRSRで聴いた時の、あの衝撃ったら!(レポに書いてなかったorz)
※9 拡大部は歌詞より引用。
※10 拡大部は歌詞より引用。
※11 拡大部は、いずれも歌詞より引用。
※12 拡大部は歌詞より引用。
※13 拡大部は歌詞より引用。
※14 増子チルドレン:怒髪天のヴォーカル、増子直純を入り口にロックンロールにのめり込んだ残念な人々の総称。
※15 拡大部は歌詞より引用。
※16 サスパズレ:怒髪天のアルバム「武蔵野犬式」収録曲。ライヴ時には、ギター呼び込みがアドリブになる(参考:YouTube)実は、これ喋ってる時は「サスバズレ」だと思ってた。たぶん、今まで散々間違えてると思う・・・サスパズレ
※17 拡大部は歌詞より引用。
※18 拡大部は歌詞より引用。
※19 空虹25行。U・B39行で、俺大敗。わかっていただけるとは思いますが、ツッコミは同胞に向けてだからこそ言える愛ですよ。愛。