U・B>本来はアナログフィッシュの「Still Life」(CD / MP3 / iTS)(※1)を語るタイミングですが、RSR(※2)以降のスケジュール
上、聴き込めてないので、KETTLES(※3)の1stミニアルバム「grind」(CD / MP3 / iTS)の話をするんですが、全7
曲しか無いけど前後編でやります!最近、ここで一気に7曲も喋れるほどの時間も体力もありません。
空虹桜>加齢を言い訳にしはじめた。
U・B>いや、わかった。正確に言うと、喋る体力はあるけど、編集する時間と体力が無い。
空虹桜>そこか。
U・B>対外的に甘く見られてる気がするんですけど、ここの編集って結構大変なんですよ。
空虹桜>アンタがネタをツッコみ過ぎるから。
U・B>いや、自分のことを棚に上げて発言しないでください。さて、まずは1曲目「トリッパー」は2:28で、このアルバムで一番短
いけど、緩やかにねじれてる この道を走ってく(※4)なんてサビが出てくるともう、すかさず右手
を掲げたくなる。
空虹桜>よくわからんけど、イントロの「ウーウーウウー」みたいなハミングは、っぽいなぁ思った。
U・B>そうそう。いかにもオカヤス(※5)のコーラスっぽい。って、もちろん、本人のコーラスだけど。
空虹桜>そりゃね。つか、ようやく理解が追いついてきたけど、結局、アンタが音楽に求めてるのって、自我の肯定
だよね?
U・B>なにを藪から棒に。
空虹桜>それを、可愛げと解釈するか?大人げがないと解釈するか?で、議論が分かれるよね。
U・B>いらんわ。そんな議論。2曲目も大好きな「二度とない今を」で、2番の歌詞楽しげな日々に埋もれていく
二度とない今を 持て余し続けてる(※6)が、もう、正しく!なわけですよ。
空虹桜>なんとなく言わんとしてることはわかるけど、どの辺が?
U・B>楽しげな日々に埋もれていくの楽しげな。
空虹桜>ほぉ。
U・B>その二度とない今の中で、楽しく感じてはいるハズなんだけど、振り返ってみると、楽しげでしかない時間って結構多い
んじゃね?というか、そんなんばっかな気がしていて、それは無駄というか、二度とない今を浪費してるだけじゃ
ないか?みたいな疑問が脳味噌掠めるわけじゃないですか。俺って、もっと他にやるべきことがあったんじゃね?その時間あっ
たら、名画の一本でも見といた方が良かったんじゃね?みたいな。
空虹桜>映画見たところで、飯の種になってないでしょ?アンタ。
U・B>今、なってはいないですけど、基本的に、自分の出歩きって全部先行投資だと信じていて、
空虹桜>先行投資。
U・B>うん。ミーハにいろいろ塗り潰してるのも、自分のサイトで書き散らかしてるのも、全部将来化けると信じてるんです
よ。で、やっぱりその中で、どう狭いコミュニティを脱するというか、複数保持するか?っていうの
が、やっぱり命題としては重要で、
空虹桜>だいぶデカい話をし始めた。
U・B>つか、クロスフェーダ(※7)でいつかこの手の話をしようとは思ってんですけどね、とりあえず、この曲聴く度に、二度とない今
なんだし、それこそ、今年はいつ死ぬかわからないが、我が家族のテーマなわけだから、このレヴュで聴き直
してても、この曲が刺さるんですよ。
空虹桜>その辺、やっぱ、アンタが変に真面目なとこに起因してると思うけどね。3曲目は「ロンリー・パーティー」
で、今の話を受けると、嘘にならないように 生きていたいのなら このままじゃ どうしても
苦しくて潰される(※8)の件とか、グッと来るんじゃないの?
U・B>うん。なんだかんだ言って、自分だけ楽しいのって厭なんですよ。
空虹桜>強気な発言。
U・B>多人数の呑み会で、一部の人だけ盛り上がったりするのがホント苦手で、それでいいと思ってる
っていうか、そゆのに無自覚な人たちと呑んでるとしんどいんだよね。
空虹桜>気が遣えない人のクセに、気配りしいな態度するあたりがムカつきますけどね。
U・B>すみません。
空虹桜>アタシはアウェイ呑み会の、ホンノリ浮いてる感が楽しい人だから、同じようには 騒げなく
ても 実はこれでも 楽しんでいる(※9)が、結構わかりみなんだけどね。ともかく、今回最後の4曲目が
「クリスマス」で、今語るには時季外れ(※10)
U・B>しゃーない。そんなもんだ。
空虹桜>クリスマスに約束なんて、正直、絵空事ですからね。
U・B>いや、するだろ。
空虹桜>アンタの場合、後輩のバーでしょ?(※11)
U・B>そりゃ、まぁ、そうですけど、それ以外もあるですよ。
空虹桜>見栄張るなや。
U・B>干支3周りも生きてれば、それなりに楽しいことや楽しくないことあるわけじゃないですか。
空虹桜>どっちかって言うと、アンタの場合、この歌詞の通り俺は何にもできずに ずっとずっと待ってた君を
(※12)側の人でしょ?
U・B>そりゃ、まぁ、そうですけど、それだけじゃないですよ。
空虹桜>言い訳は置いといて、まとめてください。
U・B>凄ぇフリ・・・ここまで喋ってきたけど、後編に無茶苦茶いい曲が待ってるから、後編を待て!
空虹桜>なんだそれ。(※13)
※1 アナログフィッシュの「Still Life」:それを話すなら、先にフラキとかイナ戦とか話せよ!と、セルフツッコミを入れたくなるが、KETTLESの話をするなら、アナログフィッシュの話をするって、文脈的に正しいよね。
※2 RSR:ある種、毎度お約束のU・Bの生き甲斐であるロックフェスRISING SUN ROCK FESTIVALのこと。
※3 KETTLES:2008年夏、結成。コイケヤスオ(Gt/Vo)とオカヤスシズエ(Dr/Vo)による男女2人組ロックンロールデュオ。
※4 拡大部は歌詞より引用。
※5 オカヤス:※3の通り、Dr/Voのオカヤスシズエのこと。
※6 拡大部は歌詞より引用。
※7 クロスフェーダ:ここのこと。交互に喋るから、クロスフェーダって由来、どっかで話したっけ?
※8 拡大部は歌詞より引用。
※9 拡大部は歌詞より引用。
※10 今語るには時季外れ:本稿の公開は2018/9です。
※11 後輩のバー:U・Bの大学の後輩が経営しているバーがあり、ちょいちょい顔を出している。
※12 拡大部は歌詞より引用。
※13 空虹27行。U・B34行で、俺の負け。後編は超名曲「後には引けない」ですよ。滅茶苦茶この曲好きなので、この曲の話しかしなくてもいい勢い。