第980回 偏るもんだって話

空虹桜>わけわかんないんだけど、測量できないのに「公正」とか「平等」だとかあるわけないんだよ。当たり前
    すぎるぐらい当たり前の話だけど。
U・B>いきなり極論ですが、数えられるなら「均等」ぐらいは、なんとか実現できますわな
空虹桜微分した結果、ほぼゼロになるカモだけど。
U・B>まぁ、ちょいちょい空虹さんが話されるネタな気がしますけど、改めてなにを?
空虹桜偏るのを許容できないのって、なにかなぁ?っていう。
U・B>バランス悪いんのがいずい(※1)んじゃないッスか?
空虹桜>いずい。
U・B>そこかい。いや、なんか、それこそヤジロベーじゃないけど、偏ってると倒れそうじゃないですか。
空虹桜>まぁね。でも、偏りがあるから運動が発生したりもするわけだよ。
U・B>なかなかダイナミックな論理展開。
空虹桜>結局さ、多数派与党みたいな集団って、引きで見たら、単なる偏りの大きな集団でしかないわけじゃん。
U・B>ほぉ。そう来ますか。つまり、エントロピーは増大すると(※2
空虹桜>そんな中二病な言い回しはしないけど、拡散しすぎて希薄になったから濃度を上げようとするのは、生体
    反応としてはある程度、素直な反応なのかなぁっていうのが、右傾化する社会に対するアタシの解釈
    で、なおさら力で潰そうとしちゃならないんだよね。ちゃんと中和する方向で動かなきゃならない
U・B同じくらい、濃いいのをぶち込もうとするのが、ありがちなリアクションだと思うけど。
空虹桜>まぁね。でもさ、濃いいのに濃いいのぶつけても、こっちが疲れるだけっていうか、ブラックホールができて
    も困るっていうか。
U・B>比喩が天文になった。
空虹桜>面倒くさいツッコミ。
U・B>急な濃度値上昇って中毒を起こすじゃないですか。
空虹桜>たぶん、その緩和が戦争なんだと思うよ。
U・B>また極論。
空虹桜>凄いのはさ、3.11(※3)みたいな経験をしてるのに、まるでなにもなかったかのように振る舞う社会なん
    だよね。社会学囓った人間(※4)の言い様じゃないんだけど、人の生き死には、社会にとってはどーでもいいん
    。っていう。
U・B>そうなんですかね?過剰反応だと解釈してましたけど。
空虹桜>過剰反応?
U・B>社会として、見て見ぬフリしないと正気を保ってられない。みたいな。
空虹桜>うーん。どうだろ?どっちかっていうと、社会を保つためには、個々の命にまでは構ってられない
U・B>社会なんですか?DNAとかじゃなくて。
空虹桜>SF的にはそゆのもあるけど、アタシの立場としては「社会」って言葉を選ぶって話かな。
U・B>ああ。なるほど。本質的には同じ意味なんですか。
空虹桜>「デオキシリボ核酸」は存在しているけど、ミームとしての「DNA」は仮定でしかない
U・B>凄い言い回し。
空虹桜>いずれにせよ、振り切れちゃったら倒れるから、倒れないところでどうバランス取るかってのが大事で、大なり小
    なり自然に偏るものなんだから、偏らせないってのが、むしろ無理なんだから、それを受け入れて、どうするか?って方が
    柔軟だし、人間的だと思うんだけどね。(※5


※1 いずい:バリバリの北海道弁。ちょうどいいとこになくて違和感がある感じ。
※2 エントロピーは増大する:不可逆性をカッコ良く言うとこうなる。
※3 3.11:東日本大震災。
※4 社会学囓った人間:空虹さんは、いちお、社会学の学士号を持っている。
※5 空虹24行。U・B15行で、の負け。この手の中身の無い与太話も、そろそろ打ち止めでありますよ。うはは。


空虹桜HP アノマロカリス > U・Bと空虹桜のクロスフェーダ > 第980回 偏るもんだって話
空虹桜HP アノマロカリスBANNER
(C) Copyright Unaru Bacteria & SORANIJI Sakura,2019
e-mail bacteria@gennari.net