DVD鑑賞メモ:

11月△日

思うところがあり、リロ&スティッチのDVDを見る。最初の映画のやつね。
お話はたいしたことない。凡庸な活劇。
それよりも有色人種への悪意に満ちていて、見た後ムカムカしました。
あれ、人間はわざとかわいくない絵にしているのかね。
それともあの絵は「かわいい」の範疇なんだろうか。今に始まったことじゃないんだろうけど。
ポリネシアンの女は仕事も見つけられない生活不能者。
ポリネシアンの男は観光ショーで糊口をしのいでサーフィン三昧。
かわいいリロを連れ去ろうとする組織悪は黒人さんにやっといてもらって(おまけにつまらぬギャグを言う)。
ウォルトさんが白人至上主義だとかいう話もあるけどさあ。
それにしてももう21世紀だし、大統領はオバマな訳だし。
無意識的な有色人種への悪意を、アニメーション映画を使ってまで
子供に植え付けるのは意地悪な根性だなあと思いました。
スティッチカワユス〜!で終わることができたらよかったのだけれど、
イエロー(私)のムカムカを凌駕するほどのカワユスじゃないし。
スティッチいきなり低い声で喋るのがちょっと笑った。こわいよ。

あと、車・宇宙船のメカまわりだけがもろCGの動きに切り替わっちゃうのは
最初は「味」なのかと思ってみていたんだけど、
見続けているとどうも「どっちかというと手抜き」な気がしました。
ざっくりした映画だなあ。
続編は見ないと思います。ムッカムッカするからね。私はポニョとかのほうがいいです。

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(映画メモ)Be Kind Rewind

・映画鑑賞メモ・
■僕らのミライへ逆回転 (Be Kind Rewind)
邦題がヘボいヘボいってあっちこっちで言われてるけど
きっと考えすぎてわけわかんなくなったのでしょうね。気の毒でさえある。

タイトルはともかく、内容はよかったです。
茶番ずきの私はとても愉快な気持ちになりました。
にせゴーストバスターズの「シガニーウィーバーのへんなヒョウ柄の服」が
ああ、うろ覚えってこうなるよね。って感じですごく面白かったです。
オフィシャルサイトLink のつくりも凝っていてかっこいい。このオフィシャルサイトを見ちゃうと
日本語版の公式サイトLink が邦題と同じくヘボヘボなのがわかるんだけど
なんでこうなったんだろう?東北新社はジャックブラックを馬鹿にしているのかなあ。
センスの有無という以前に、愛がなさすぎる。お金の問題ともまた違う、むげにしてる雰囲気。残念なことです。

とはいえ、ジャックブラック見ると元気が出るよね。
いつ見ても、にきたらしさに心が奪われます。
にきたらしさを確認したくて、またジャックブラックを見る。何年かおきのそのサイクル。

ところで、私は映画を観るとどんなものでもたいがい「いいね!」という感想になってしまう。
どんなひどい物語でも、これはこういう風に作ったものなんだよね。そうなんだね。
ってなってしまうので、星つけて批評とか、採点とかおこがましくて私にはちょっとできない。
自分が観るにあたって他人の批評とか採点とかを参考にする事はあるけれどね、
自分が映画の善し悪しを判断できるのか、というとそれはちょっと違う。
映画に対する善し悪しの基準が自分の中に無い、というのもあるのかもしれませんね。



ニクタラシー


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秋のアルゼンチン作品2本

渋谷にアルゼンチン映画がきてるみたいですね。2本。

オリンダのリストランテLink (Herencia)

タンゴ・イン・ブエノスアイレス-抱擁-Link  (Abrazos)

ちょっと食傷ぎみだったのでしばらくラテンアメリカものは
控えようと思ってたんだけど
知ってしまうとやっぱりちょっと気になるよ。
〈たとえ〉
ちょっと気合いの入った靴とかカバンとか買おうとして、
わさわさと情報収集してようやく購入しますわな。
でも情報だけがわっさと頭に残っているから、
買ったあともしばらくはカバン売り場をみると吟味の体勢をとってしまい、
ああそうだ、もう買ったんだよね。もういいんだったよ。
(たとえおわり)
みたいな気分。意味のない修行はいったん終わり!と言いつつもね。
そう言いつつも見るんだろうけどね。
だいたい、そんなに悩むようなことでもない。たかが映画。

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三本みた

映画祭だったので三本続けてみてきた。
映画祭といってもスクリーン一個なんだよね。それ祭っていえるのか。
初日に見逃したDEFICITLink は来年くるみたいなのでよかったです。

みたのは
■トニー・マネロ(チリ)
■化身(アルゼンチン)
おなじ月の下でLink (メキシコ)
そして上映後には主演俳優を迎えての(盛り上がらない)質疑応答。これがまた…
エンターテイメントとして他人におすすめできるのは「おなじ月の下で」ですかね。
母をたずねて三千里メキシコ版。お話がちゃんとある映画ですよ。
アメリカではそこそこヒットしていたようだし。
たぶん、ヒスパニックの人達がたくさん見たって意味なんだと思うんだけど。
主役の少年をいやいや助ける不法滞在の兄ちゃんがなんともイケメンで良かった。

あとトニー・マネロはちんこがふつうに出てきてビックリした。陰鬱な映画でした。
陰鬱な映画を三本続けてみたらなんか自分何やってるんだろうというか、いわれもなくむかついてきた。
デトロイトメタルシティとかセックスアンドシティとか、小綺麗なもので帳尻を合わせたくなってきた。
自分には映画の仕事はできないですね、むかついてくるから。
しばらくラテンものはいいや。意味のない修行も小休止ってことで

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ラテンアメリカ映画祭2008

今年も楽しみな楽しみなイベントがやって参ります。
スペイン・ラテンアメリカ映画祭Link
ランテンアメリカものは全部観たいところですが、平日ぶっ通しなので
なかなか厳しいですよね。
せめて一ヶ月くらいダラダラやっていてくれればなんとかなるのになあ。もったいない。
秋に向けてラテンアメリカ映画がすべてこのイベントに吸収されてしまうので、
この夏は他の劇場にあんまりラテンアメリカものが来ていませんでした。

なんか、去年より期間が長くなってる気がするんだが、
バルト9でやるようになって人が入るようになったのかな?
地味に人気がでてもっと日本に中南米ものが配給されるようになればいいなと思います。
もしかしたら翻訳の人も数がそんなにいないのかもしれないですよね。

☆おさえたい自分用メモ☆
ガエル初監督作品 DEFICITLink

これは絶対観たいアルゼンチン!ダニエル・ブルマン!こりゃマストやねマスト。
ENCARNACIÓN 『化身』Link

これも気になる
LA MUJER SIN CABEZA 『頭のない女』Link

メキシコの短編
EL DESEO 『欲望』Link


こうやって拾っていくと全部になるのでやめといた方がいいな。



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