[カテゴリ: 雑 記] エントリー: 2007-03-19
本当のことを言うと、私は生活のこと(衣食住)とか社会のしくみとかお金のこととか、テレビの中の事とかスポーツとか、つまり世俗の出来事はどうでもいいんだよね。あんまり興味がないの。自分の頭の中でどんな事が考えられているか、とかそういうことしか本当は面白くないの。本当に面白い事ってそれだけなのよ。いま生きているから無理して生きている状態を止める必要もないし、苦しいとか痛いのはイヤだから快適な生命活動を維持するために最低限必要なことは事務的にこなしていけばいい。あとは全部バランスをとるための手癖というかちょっとした余暇とみなしている。社会との接点と言ってもいい。だから「趣味は?」と問われても私は「自分の趣味」という座標に何を置いていいのかがわからない。漫画も落語も相撲も南米映画鑑賞もブログも全部「手なぐさみの余暇」だから。骨の髄まで魂を傾けて何かを生産し続けるするような事柄を「趣味」って言うんだと思ってたんだよ。でも多くの人は「趣味」っていう語をそんな風には捉えて発していないのかもしれないと最近気づき始めたよ。本当はそのぐらいの「見なし」でも充分なんだけどもね。だけど余暇は余暇で面白いことはいっぱいある。テレビだって面白く見られる。頭をカラッポにしてなんとなく色々眺めている時はとても楽しい。でも殆ど素通りなんだよな。その中にちりばめられた、爆発的に興味深い素養をキャッチできたと自分が感じた時はとても幸せな気分です。そんなふうです。posted by sim