第二印象
@新日本現代美術館。
ちなみにサブタイトルは「ウルトラ・モダン印象派と眼差しの行方」展。
目当てはなんと言っても、ポスターにもなってるロナルド・J・マクソホンの「退化の誤謬」だけど、リアルスケールのホログラフ水彩だってのに、人の隙間からチラチラ動いてるのが見える程度でうんざり。混みすぎ。
新日現は二回目なんだけど、キュレータのセンスに運営スキルが追い付いていないんだよなぁ。展示導線筆頭にReリトグラフ化したなりの展示形態を考えるべき!
閑話休題。
圧巻はタイの作家スルベイ・レングドシャの「エレファント・マンゴスチン」
実態と本性というか、見え方と見せ方に自覚的な作品だし作家だなぁと。オーセンティックな印象派、つまり、マネやモネへのリスペクトをベースにアジアンカオスというか多幸感を、四次元エッチングって表現技法に上手く落とし込んだ傑作。
アジア各国のエスニックさは、マイナー感が強いんだけど、サブタイよろしく、ローカルからこその土着化した混沌への眼差しが、古典的な芸術運動と融合した時、新しいアートが生まれるのではないか?と思いました。
来週までやってるから、一度見て欲しい美術展です。
超短編 500文字の心臓
第109回競作「第二印象」参加作
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