ネオン
いつも「ニュー」とか「ネオ」とか付けたい人たちが一定数存在していて、詰まらないことに新しいおべべ着せて売り込む。同じくらい、なんでも「Re」を付ければパクってOKだと思ってる人たちもいる。
偶然そんな喫茶店に迷い込んで、立場を無くしてしまった。
あまりにケバケバしく、禍々しい。露骨すぎて、えぐみが凄い。上っ面だけで嫌悪感って、どういうこと?もちろん、映えはわかる。シンプルなフィルタで本来の色温度吹っ飛ばす、ちょっとしたグッドオールドフューチャー。Y2Kよりバブルに近しい80年代的SF。あるいはいっそ単に「ブレード・ランナー」好き。
ニュアンスはわかります。でも、憧れは常に自分から遠い。
あっ!遠いから憧れるのか。常にシリウスが北極星を担うみたいな錯覚。
落ち着け。そして、なんか飲め。自分。
注文せずに店を出られるほど大人ではないし、人生は間違ってばかりだから、間違いきって終わることにも慣れてる。
アップルティー頼んで、人心地ついて、で、世界も間違うことに慣れきってると気付く。それも含めて、多様性か・・・もう旧人類だな。。。
サーブされたアップルティーは、梨の味がした。
元素12ヶ月
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