来世は永遠に続く

 目が覚めたら見知らぬ天井だったので
キタコレ。これで俺も転生オジサン!
 思ったけど、老眼のピントが合うにつけ、天井というより塹壕と気付かさる(北海道弁)
 んで、サイレンが鳴り響き、ワンチャンなんて無いと理解する。
「Вибирайтеся звідси!」
 誰かに蹴飛ばされ、寝床から這い出ると、辺りは建物だったモノや枯れ草や雪。山は地平線の向こうにすら見えない。きっと元「街」な荒野。
 爆撃機らしいエンジン音が近づき、見上げると爆だ

 目が覚めたら見知らぬ天井だったので(中略)天井というよりテントと気付かさる(北海道弁)
 雪虫飛んでそうな寒さにブルッと震え、テントから這い出ると、辺りは山しかない。もちろん雪を被っている。なんだか息も苦しい。
「!قېچىڭ」
 叫び声が聞こえて、なんとなく言ってることもわからさって(北海道弁)、声の方へ走り出したらエンジン音。ハハハ。ホントにランクルってどこでも・・・重宝されてんですねッ!
「不要逃跑!」
 機関じ

「!اهرب」
 叫び声で目が覚m

お笑い大惨寺・超短編5月「かも?」未掲載作を改訂

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