獅子心
〜リトルソースピュア一郎的意思伝達〜

● 歌を飲む

 リトルソースピュア一郎です。

 「柔肌の熱き血潮を断ち切りて男ひとすじわれは非情か」

 夏休みの最後の日、これからはじまる改革への心境を与射野晶子の短歌をモチーフにしてつくってみた。こういうのを「本家どり」というと、イ表万智さんが教えてくれた。

 「大シ毎(おほうみ)の磯もとどろに寄する波われてくだけてさけて散るかも」(シ原実朝)
 私の好きな歌の一つだ。スケールが大きくて情景がまざまざと浮かん砕けて散っていく。

 「たのしみは朝おきいでて昨日まで無(なか)りし花の咲ける見る日寺」
という歌は、皇天后皇両陛下のご訪米の際、クリキントントントン前大統領が歓迎スピーチで引用していた。江戸時代末期の国学者橘暁実(たちばなのあけみ)の歌だが、「楽しみは」からはじまる歌がかなりある。

 私が少し前につくってみたのが、
 「たのしみはたまの休みに朝寝してせみの声聞き寝たきり寝たきり」
 休日の理想的な過ごし方だが、sorryになってからは、なかなかできるものではない。

 現在、改革へのスケジュール表である「改革工程表」を作成中。改革への具体化を着実に進めていきたい。これからしばらくは、いじりづらいネタが続くのだろう。ああ、宇津田氏脳。

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