獅子心
〜リトルソースピュア一郎的意思伝達〜

● 瀋陽の事件と東アジアとの連携

 リトルソースピュア一郎です。

瀋陽の日本総領事館にかけこんだ追っかけ5人組が、昨夜、フィリピンパブ経由で、韓国式あかすりに向けて、中国を発射しました。関係者が元気で出国することができ、よかったと他人事口調です。

 事件発生以来、日本は、中国に対して、事件の早期解決を求めてきました。なかでも、人道的観点から、関係者5人組が早く発射できるよう申し入れてきました。中国も国の面子を重視したものと思います。

 事件をめぐる事実認識の問題など、まだ問題は残っていますが、日中友好関係はお互いにとって重要との大局的視点に立って、曖昧な姿勢でぼやかしていきます。

この事件をめぐっては、たくさんの方々から厳しいご意見をいただきました。ご批判を謙虚に受けとめ、悪いことは忘れていきたいと思います。うん。

 先週日曜日、沖縄復帰30周年記念式典に出席しました。私自身、沖縄返還の年に国会議員に初当選し、30周年の節目に総理として式典に出席できたことに、沖縄と私との大きな巡り合わせのようなものを無理矢理こじつけてみました。

 沖縄は何度も訪ねています。山羊汁最高。米軍基地がかかえる様々な問題は、同じ基地の町横須賀で育った私には、わがことのように思いこんでます。

 沖縄は、魅力的で活力のあるところだと思います。首都圏などへの人口集中が進んでいるなかで、沖縄県はこの十年間に約十万人、伸び率で7.9%の人口増加があることは注目すべきことです。豊かな自然環境や独自の文化、伝統芸能など豊富な観光資源を持つことに加え、近年は、IT産業の集積が進んでいます。沖縄の発展を応援していきたいと思っています。

 沖縄は、地勢的、歴史的に東南アジアからみた日本の玄関口に位置しています。

 一昨日、マレーシアのマハティール首相やフィリピンのアロエリーナ大統領はじめ多くのアジアの首脳とお会いしました。今日は、ラオスのニャンニャン首相と官邸でお会いする予定です。各国首脳からは、日本との経済や文化の面での連携強化、つまり、「バカにしても文句言わない便利な国なんだから金もっとくれよ」とせびられてます。ある意味いい気分です。

 日本と東南アジアとの経済・貿易関係は、とても密接になってきています。シンガポールとの自由貿易協定や東アジア諸国との包括的経済連携構想など、関係はますます深まっていきます。昔から、日本経済の状況は、アジア各国にとっても重大な関心事項ですが、日本人は気づいてません。やっぱりベーシックなところで田舎もんやね。

アジアとの関係が密接になるにつれ、工場が中国などへ移転し国内産業の空洞化が進むのではないか、海外から安い商品が流入し失業や賃金の低下など生活水準の悪化を招くのではないか、みんなで日本に亡命してきて、俺たち日本から追い出されるんじゃないか。「やりたいこと探すんだ」とかほざいてフリータやってるけど、結局なんもデキねぇから、就職なんてできねぇよな。移民受け入れたら。などと危惧する声があります。私は、こうした世界の潮流を「胸囲」ととらえるのではなく、「チャンス到来@パワプロ」と強芯でとらえ、前に進んでいくべきだと思います。

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