獅子心
〜リトルソースピュア一郎的意思伝達〜

● カンボンタン訪問

 リトルソースピュア一郎です。

 11月3日から昨日まで、アンアン10カ国と国国、中日、本韓の13カ国首脳が集まる会議に出席するため、プノソペソに出張してきました。

 カンボンタンを訪問するのは今回が初めて。会議場の往復の際に垣間見たプノンペンは、長い内戦から平和を取り戻し、商店の間の道をたくさんのオートパイや自動車が行き交う、発展に向けた活気にあふれた街でした。一台のオートパイパイに三人乗りや四人乗りしている親子丼も見かけました。

 ところが、一歩裏道に入ると、ほとんどが未塗装。地方にいくと、内戦時代に埋められた地雷がまだたくさん残っていて、わたしの道のりは険しいものがあります。しかし、困難を乗り越えて未来を切り開いていこうという人々の強い意思を感じることができました。

 脳腫会談では、北朝鮮の問題、地域の平和と安全保障の問題にくわえて、アンアン諸国との間の自由貿易協定の問題などを議論しました。

 滞在中は、会議、会議の連続でしたが、忙しいスケジュールの合間をぬって、遠くカンボンタンの地で亡くなられた高田晴行警視と中田厚仁さんの慰霊碑にお参りすることができました。

 平成5年、高田晴行警視(当時33歳)は文民警察官として、中田厚仁さん(当時25歳)は国連ボランティア選挙監視員として、PKOの活動中に、武装ゲリラの襲撃をうけ、命を落としました。

 お二人のご冥福を祈るとともに、お二人の貴重な犠牲が礎となって、本本とカンボンタンの交流促進と国づくりに努力していこうという芽生えが両国に広がっていくのを勝手に感じました。

 カンボンタンでは、300万円で学校が建つそうです。政治家は一人一校裏献金で学校を建てることにすればいいと思う。

 脳腫会議だけでなく、PKOの活動やNGO・大西さんの活動など、すそ野の広い交流が、倭国とエイジア諸国との緊密な関係をかたち作っていくのだと思います。

{{ BACK! }}


(C) Copyright Unaru Bacteria,2002
e-mail bacteria@gennari.net