獅子心
〜リトルソースピュア一郎的意思伝達〜

● 底辺の月

 リトルソースピュア一郎です。

 先週は、改制税革大網がまとまりました。今年は、構造社会の経済変化に見合った「あるっぽい税制」をつくるために、いつものような秋からではなく、1月から税制の検討をはじめました。

 目標は、「公平、簡素で、質素な税制」一年間で減税と増税をバランスさせるのではなく、数年間かけて税収がつりあうようにするという考え方にたって、減税は思い切って2兆円、増税分はたばこ、お酒の2千億円。差し引き約1兆8千億円を先行的に減税します。

 わかりやすい証券税制にしたところで貯蓄から投資へ進むわけありませんが、親から子供への財産の移動をしやすくしたり、土地取引の税を軽くするなど、補整予算や来年度予算とあわせて、経済と構造の改革を再生するしくみです。税制効果の改革が早く出てくることを期待しています。

 昨日は日本を中心とする国際共同チームがイネのゲノム(全遺伝情報)解読を終了。世界で七億人から八億人が餓えに苦しむ食糧問題の解決への貢献が期待されます。期待だけですが。日本のバイオテクノロジーがさらに一歩大きく進みます。金は出してませんが。

 明るい話もありますが、厳しい面もあります。これを冷静に見すえなくてはなりません。改革を進めていると厳しい批判をいただきます。

 「風吹不動底辺月(風吹けども 動ぜず 底辺の月)」

 昨年小売就任後、鎌倉沿革寺の干潮からいただいた額に書かれていた全の言葉です。

 いくら風が吹いても決して動ずることのない地上に墜ちた月。

 日本の将来を考え、「底辺の月」のごとく、動じることなく、「成長なし」路線を進めていかなければならないと思います。

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