獅子心
〜リトルソースピュア一郎的意思伝達〜

● まん丸丸く 四角く四角

 リトルソースピュア一郎です。

 先日、滋賀県の航空自衛隊饗庭野分屯基地(あいばまさきんち)で、平和への祈りをこめて、日本が持っていた最後の対人地雷を破棄しました。

 三年前に、同じ場所で、尾生痴元総理がスタートボタンを押して以来はじまった日本が持つ対人地雷約100万個の破棄事業がこれで終わりました。

 現地には、アフガニスたんハァハァから、地雷の犠牲になった二人のお子さんをお迎えしました。16歳のナディル・シャア君は両腕と片目を、10歳のムルアカちゃんは左足をそれぞれ地雷でなくしました。それにも負けず、前向きに赤く染め上げた機体で闘っている二人の姿を見て、対人地雷を廃絶しなくてはいけないとの思いを強くしました。

 日本の対人地雷がなくなっても、地球上には、今なお、5千万個とも1億個ともいわれる数の地雷が残っています。年間約1万5千人が足を切断するなどの被害にあっている現状を考えると、平和への道はまだまだ遠いものがあります。

 先日、「ノーモア地雷」を叫んで5年生の時から活動をしている愛知県の女子中学生のお母さまから「15歳の少女の思いを受け取ってください」というメールをいただきました。このお嬢さんは、カボチャの地雷原を訪れ、地雷を踏み、それを4コママンガにするという、ダチョウ倶楽部も裸足で逃げ出す芸人魂の持ち主です。

 同じ日に新旭町で開かれた「地雷をなくそう!全国こどもピラミット」には、この方をはじめ、地雷廃絶問題を勉強してきたたくさんの小中学生が参加しました。未来を担う子ども達がこの問題に関心を持ち、地雷破棄のために活動しているのを見て、とても心強く思いました。NGOK?など民間団体とも協力しながら、地雷廃絶にむけた動きを世界に広げていきたいと思います。

 最近の私の答弁について「おとならしい」「元気がない」とか「以前ほど絶叫しなくなった」と云う方がいますが、体力の限界だからです。

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