助手:所長。どうして突然順番が入れ替わるのですか?予告では一番最後に出てたネタでは?
所長:ふぉっほっほっ。件の唸るバクテリア君がな、「中島美嘉なんてあと2・3年でいなくなるんだから、さっさと出しちゃった方がいいって。旬を逃す手はないYO!」とかなんとかホザきよったからに、こちらとしてもしかたないのじゃ。 助手:それにしたって所長、他のネタだって、とうに旬は過ぎてるんですが。
これはね、また知り合いの話なんですけどね。 いやね、この人高校の時からちょっとなんかセンスのね、ピントがずれてはいたんですよ。
変だなぁ。 仮にYさんとしておきましょうか。彼、車をね。買ったんですよ。親に半分ぐらいお金出してもらって。それはね、大学生ですしね。自腹で買えってのは難しい話でしょうしね。 わたしもね、その時はちょうど、乗せてもらう立場でしたから、オートマ4シータの中古スポーツカに文句は言えないんですね。 男4人、スポーツカに乗ってましてね、もちろんスポーツカだから車高が低い。それでね、カーブにさしかかると底を擦ったりとかしてね。 まぁ、それも旅の楽しみかなぁ。なんてね、思ってたんですよ。わたしはね。 わたし以外の3人はね、わりと今な人たちですから、エンジン音を楽しむなんてことはない。オートマだからってこともある。 それでね、カーステにMDやらCDをね、かけてたんですよ。
変だなぁ。 ちょうどその時、前のシートに座ってた、仮にMさんとしておきましょうか。MさんがYさんに訊いたんだ。
「これ、音、違くない?」 高音カットしたレーベルゲート仕様のCCCDに録音された、高音出ないヴォーカルを、高音しか出ないスピーカでリバーヴかけて再生してる・・・ それ以来ね、わたし、変に音楽詳しいフリするのやめようって、心に誓ったんですよ。 |
所長:これの象徴的なところは、もちろん「稲川口調」じゃな。
助手:たしかにそうですけど違います。この人、やっぱりすぐ影響されますね。所長:ゴホンッ。この話の象徴的なところは、もちろん、長いところじゃな。
助手:違います。わかりにくいボケばかりかましてると、ぶっ飛ばしますよ。所長:なにも、死にかけの老いぼれを足蹴にすることは無いじゃろうに。
助手:なら早く死んでください。わたしも転職先探さなくちゃいけませんから。所長:・・・まぢで?
助手:わりとまぢで。
所長:ゴホゴホゴホ。ふぅ〜、すまんが、お茶持ってきてくれんか?助手:安いお茶にしときますね。勿体ないですから。
所長:・・・ひとまず、要点は次の通りじゃ。
File4:「中島美嘉」にリバーヴをかけまくるオートマ ・豚に真珠。猫に小判。「中島美嘉」に高音スピーカ。 |
所長:ふぉっほっほっ。こんなマイナサイトを名誉毀損で訴えるヒマがあったら、SMEはチッとはマシなヴォーカルを捜し出すことじゃな。