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どうせ見るならこの一本

タイトル作品名記述者記述日
オール・ザット・ギャグ(有)椎名百貨店唸るバクテリア2002/02/26

オール・ザット・ギャグ 初出:週刊少年サンデー平成元年43号

掲載基準では偉そうなことを書いてるんだけど、見本として提示するこの原稿はそれをほとんど無視してます(笑)
いやね、そもそも「(有)椎名百貨店」に収められている作品はどれもこれもが傑作なんですよ。実際問題「GS美神」よりも「MISTERジパング」よりも「(有)椎名百貨店」の方が面白い!
「椎名高志」という漫画家を語る際に、「(有)椎名百貨店」を読んでいない奴は駄目だ!
なんて論調で書こうかと思ったんですが、それはそれでめんどくさいのでヤメ。

「(有)椎名百貨店」の中で特になにをピックアップするか?
電化製品に乾杯!・・・別に俺が語らなくても、「ドジなアンドロイド」マニアがそこら中で語ってくれている(笑)
長いお別れ・・・同じく巫女さんマニアが語ってくれている(笑)
マリちゃん助けて・・・個人的には誰かこれを舞台化して欲しい(笑)
ゴリガン・・・うーん、語ってしまいたいな。これは・・・
はじめてのおつきあい・・・実はこれが一番好き(苦笑)
もちろん、「Dr.椎名の教育的指導」「のんぽり魂」の両4コマ。及び「ポケットナイト」「乱破S.S.」の両連作は俺が語るまでもない名作(特に4コマのキレ方は鋭すぎ)で、椎名高志が実は採用しているスターシステムを理解するには、ここら辺を読まないことにはお話になりません。
んじゃ、俺はなにを語るのか。
わかる人にはわかるこの無謀さ。
「オール・ザット・ギャグ」を語ります。はい。

過去に栄華を極めた「藤本興業」の一人娘が芸人として人生にあきらめをつける話。
ああ、あらすじだけ書くととんでもない話みたいだ(笑)もちろん、1話読み切りで、とんでもない話なんだけど。
さてさて、タイトルの通り、純粋にギャグというか、一本のコントのようなお話だけあって、笑えます。
なにって、5コマに1つ仕込まれているくっだらない小ネタ!
結構なお色気カットのはずなのに、まったくそんなことを感じさせないスピーディな展開(笑)
椎名高志一流の、とりあえずフリが小さくても派手なツッコミを入れればどんなことでも笑いに持っていける力業!!(褒めてるのか?<俺)
「GS」で、椎名高志をただのお色気漫画家だと思っているあなた。「MISTER」で、椎名高志をやおい同人萌え漫画家だと思っているあなた。
勘違いしてます。
椎名高志はサンデーに内で1位・2位を争う、純粋なギャグ漫画家です。
その証明がこのマンガ。
とりあえず読め!

後悔はトシとってからでいい!!


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