スケジュールの都合で、久々にタイムアタック的状況で大好きな東京国立近代美術館「
アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」を見ました。
焦って見ていたのはあるのだけど、想定より早く見終えてしまったのは
展示がすくなかったから!
でも、このボリュームで良かったかも。
江見絹子とか芥川(間所)紗織とか、ここ数年で作品を見ている人たちをさらに見れたのは大きいのだけど、冒頭の田部光子「繁殖する(1)」から、
いきなり頭を殴られた感があったりする。
黒い竹をキャンバスに突き立てた絵画。
「アンチ・アクション」のコンセプトは、リンク先のオフィシャルに掲載されている「作者のことば」を読めば、なにがしたかったのか良くわかる。
そもそもシュルレアリスムがベースにあるから、多田美波や宮脇愛子なんかは「アンチ・アクション」というより、ゴリゴリのシュルレアリスムに見える。
とくに多田美波は「変電所」2作からの「炭鉱」が素晴らしく、「変電所」のポストカードを買いました。
そうじゃなく、山崎つる子も良かったのだけど、図抜けてるなぁと思ったのは田中敦子「地獄門」と江見絹子「空間の祝祭」
あまりによくて、タイムアタックとか忘れるぐらい魅入ってしまった。
田中敦子「地獄門」がTシャツだったら買ってたなぁ。違くて助かりましたよ・・・
あと、草間彌生の点描というか目玉表現以外の作品見れたのも貴重。
草間彌生「マカロニ・コート」なんて笑ってしまった。
あと、今回ビックリしたのは近代美術館には何度も行ってるはずなのに、まだまだこんな展示の仕方があるんだ!っていう。
作品リストにマップが出てるのだけど、Z10とかZ12辺りの展示は作者ごとにまとめつつ、緩いつながりを提示しているし、空間の使い方も作品に呼応するかのように自由だった。
そして、上述のZ10とかは、「別冊アンチアクション」として、この展示の解説ペーパーと、それを格納する折封筒?を配置していて、これがまたキレッキレの解説なのである。
実際はこのペーパーを読み終わるまで展示は続いていて、折に触れて読み返したいなとも思う。

そしてひっそり、上野千鶴子っぽい人を見かけて一緒なペースで回ってたのだけど、最後、見た作品を忘れんとばかりに、出口前のベンチで目を閉じて座ってらしたのが印象的でした。