ドラマは見逃したため、楽しみにしてた「
アフター・ザ・クエイク」をテアトル新宿で見ました。
長かった〜
30分×4かと思ったら、40×4あった印象。
とくに、3部がキツかった。
眠い!
とはいえ、見所が無かったわけではない。
1部のザ・村上春樹節と言った台詞に対して、ザ・空虚の人みたいな主人公の組み合わせは、如何にもキャスティングの妙だし、2部はもう
堤真一最高で、ラストの露骨な波描写よりも、
<font size="5">堤真一映しとけよ!</font>と思う。
3部は眠かったとはいえ、あの独り相撲みの溢れるや球場シーンは、
本質的にロックスターである渡辺大知であればこそで、渡辺大知の子どもの頃に黒川想矢を配役するのも絶妙。
あそこまでイケメンではないが、黒川想矢には神の子たる説得力がある。
で、4部。
ぶっちゃけ、これだけで良いのだけど、ここはわりとSFしてるのだ。びっくり。
もちろん、春樹はSF大好きっ子なのはなんとなく知っていたけど、戦闘シーンをなんとなくしか描写しないとか、テクニカルなことをやってたりする(言い方)
のんちゃんのちょっと浮いた芝居も世界観を切り離すのにはちょうど良い。
ただ、長いのだ。
もちろん、テーマとして描きたい生きることの空虚さや、想像力の大事さみたいなこと、神の無意味さはわかるんだけど、そこまでやんなくてもいいんじゃね?っていう。
釧路からあんななにも無いとこ長々運転して着いたラブホって、北見にでもあるの?みたいなツッコミは道民なら当たり前だけど、
クレジット見ると標茶辺りっぽい。
桜木紫乃の実家だったら面白いのに。とか、余計なことは考える。
1995年のブラウン管や飛行機、車はどうも気を遣っていた気なんだけど、
釧路は寒いんです!とか、言うても
メルトダウン後の福島第二原発だよなぁとか、あの手の宗教施設は手作りのハズなんだけど、
綺麗すぎね?とか、細部の詰めが薄いかなぁとも。
たぶん、期待値が高すぎたんだろうなぁ・・・