「
チャッピー」見ました。
☆4.5だと終わった瞬間思ったが、冷静になると、そこまでじゃなかったかもしれない・・・
ラストの展開に、だいたい持ってかれてしまったのだけど、それまでの細かい矛盾とか、セキュリティ弱すぎとか、
WinXP使いすぎとかエトセトラが、
どうでもよくなっちゃったんだよなぁ。そっちいくの!?っていう。
細かいところのミステイクは多くて、気になる人は気になるだろうけど、忘れられたからオールOKの評価。
あとそう、寿命の設定が抜群にウマく出来てるなぁと。
それはともかく、つまり、南アフリカの現実と、南アフリカの宗教感と、オタクの心性が、
絶妙なバランスで寄り立った映画なんです。
古き良きB-BOYイズムを、そうせざるを得ない経済状況で継承しているところと、母性であり女神性であり、でも文化的に神を信じてるとこと、身体性と精神性は切り離せると信じてるけど、
なによりテンションありき!っていう。
共感できちゃうじゃないですか。
ノリだけでこの歳まで生きてきたんですよ!
B-BOYがリアルラッパーちゃんなところが、芝居を越えて、確実に貧困に対するリアリティがあんだよね。
エミネムが「8 mile」やった時のリアリティとか、見てないけど、田我流が「サウダーヂ」やった時のリアリティとか。
そんなわけで、すくなくとも俺にはいい映画ですよ。
たとえ輪廻からの逃走が不幸な結果に到ろうとも、
アレ以外の終わり方をオタクは選択できないよ!