「
ようこそ映画音響の世界」へ見ました。☆付ける類の映画じゃ無かったので☆無し。
こないだシネマカリテで「アルプススタンドのはしの方」を見た時、予告見たら
まぁ、見ざるを得ないよね!って感じだったんですけど、公開直前に
「たまむすび」で町山さんも紹介してたので、なおのこと。
勉強になるわ。完全に学習映画。
もちろん、アウトラインはある程度抑えているというか、基礎知識があった上で見てはいるんだけど、たとえば、「ワンダーウーマン」撮影時、あんなところにマイクセットしてるとか思いもしないじゃないか!
前半は歴史で、後半は具体的な作業項目についてだったんだけど、やはり後半が抜群に面白いし、なんだったら、全九話で教則ドキュメンタリーを見たいぐらい。
「インセプション」の描いてる世界観とフォーリーのアナログ作業のギャップとか最高だよね。
あとはリップシンクをきちんと加工してるんですね。やはり。役者の演技は同期しない。
しかして、キモは「会社は音の重要性を理解してない」に尽きるんじゃないかと。
今でこそ音が売りになるけど、結局、経験しないとわからないからなぁ。
無論、映画冒頭で触れてるように、聴覚が最初に養われる五感であるにもかかわらず。
にしたって、映画音響に注力されるようになってまだ50年程度。
主要なスタッフはまだ生きているから、各人が出演できる内にこういうドキュメンタリーが作られるって映画史的に重要だなぁ。
一級の資料ですよね。