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作品名劇団記述者記述日
コルテオコルテオ CorteoCIRQUE DU SOLEIL唸るバクテリア2009/04/04

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実際問題どうなのよ?ってとこだと思うんです。
まずそもそも論として。面白いか面白くないかだったら圧倒的に面白い。それはもう間違いない。
さすがはシルク・ド・ソレイユ。パフォーマンスのレヴェルは圧倒的に高い。
さすがに五輪のメダリストクラスのパフォーマが集まってるだけある。
ただ、しいてというか、事実としての話なんだけど、なんだかんだで結局途中というか大半の時間うとうとしちゃったんですよ。
ぶっちゃけた話が、やっぱりアートアートしくやられてもつまらんわけだ。どんなにパフォーマンスが凄くても。
いや、U・Bの感性が劣っているだけだと馬鹿にしてくれる分には構わんです。
でも、さも己のセンスが優れたセンスだと言わんばかりに、褒め称えるようなことはできないです。
ハッキリ言って、演出は相当失敗してると思う。
いや、メイン演者のサポートの仕方とか、いろいろ勉強になるとこはあゃーした。
一つは円形ステージを上手く使えてるとはいえないことで、反対側の客席も見えるんだから、いっそ鏡面世界的なストーリィの方が円形ステージが生かせたんじゃないかとか。
あとワイヤアクションが多いせいか、せっかくの空間をあまり有効に生かせてないような。
低いか高いかしかなくて、全体を使ってるようなのがあまりなかった印象。
第1部の客席まで来る風船アクション。
第2部の空中ブランコや梯子アクションぐらいじゃないかなぁ。
空間有効利用されていたのは。
空中チャリンコ漕ぎとかって、シナリオとしてはわかるし、本来コリオリ力によってまっすぐ立っている自転車をぶら下げてるわけだから、演者にはかなりのバランス感覚が求められるのはわかってるけど、それにしたってねぇ。
そもそも、クラウンの死語の夢にもかかわらず、綺麗綺麗しすぎるんだよなぁ。
ピエロが死ぬ時に真面目なこと考えるハズ無いじゃん!
だから全体として眠くなるんだよなぁ。
アメリカンコメディノリもちょっとグッタリだったし。
あとアレだ。一人だけ日本人がいたんだけど、変に日本語が紛れ込む分、物語に集中できなかったり
せっかくの幻想が日本語だけでおじゃん。
ただね、ただですよ。圧倒的に客のレヴェルが低い
こればかりは如何ともしがたい。
もちろん、餓鬼が多かったってのもあるのだけど、それよりもうちょい歳上の、大学生前後ぐらいの餓鬼が非常にウザい。つか、邪魔
いちいちステージ上の出来事を口にしてくれなくてもいいから。君に口述してもらわなくても見てるから。
それとちょっとホント、周りが拍手してるから拍手しよう的なのは、実はパフォーマを侮辱しているという自覚は持って下さい。
時々、拍手を求めるように決めのポーズを取る時があって、それはまぁ仕方ないとしても、拍手するタイミングとは思えない時に拍手してる人が多くてうんざり。
たとえば素直に「おーっ!」とか言う唸り声なんかがリアクションとして正しいことを、どうも日本人は認めない傾向があるんだよな。
ホントに驚いたり、ホントに凄いモノに出会ったら、ほとんど身動き取れないと思うんですけど。
一回見といた方がいいけど、2回も3回も見に行く必要は無いかな?
以上まぁそんな感じでした。

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