雑感・レヴュ集
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映画

作品名記述者記述日
第9地区唸るバクテリア2010/04/20★★★★

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ダメ。この映画を風刺とかそゆふうに見てちゃ。
全開にSFギャグコメディでしょ。これ。
個人的に映画見終わって結論づけたのは「マーズ・アタック」の系譜と言いましょうか。
だから、PG12なんだしエイリアンがグチャグチャ殺されるのかと思ったら、ガンガン人間も消し飛ぶという爽快さ
もう、デートコースムーヴィで見に来たら彼女ドン引きみたいな。
そもそも初っ端の設定、つまり、エイリアンが病気してたとか、スラム化しましたとか、それが既にギャグだと思うんですよ。
お前ら人間か!っていう。
しかも猫缶好きとか。
俺、猫缶とこで声出して笑ったもん。
猫缶かよ!っていう。
その後、主人公が旨そうに猫缶食って、突然自分に醒めて、猫缶投げ捨てるあたり、だいぶ面白かったのだが。
もう一か所はエイリアンの名前がクリストファー・ジョンソンいうとこですよ。どんなギャグかと思いましたよ。本当に。
つまり、アンドロイドの名前がR田中一郎だったりするのと、同じなわけじゃないですか。こゆのって。
まったく評価されてないんじゃないかと思うんだけど、こゆところのハイブロウなギャグに気づいてしまうと、全編にわたるグロ映像というか、殺しっぷり加減が、おいらの目にはギャグに見えてギャグに見えて仕方ありませんでした。
だって、肉片がゼリーなノリで潰れてるんだもん。
もうちょっと骨あるだろうよ!みたいな。
ドキュメンタリ表現なんかも、ギャグにしか見えませんでした。
大真面目なシリアスってギャグなんだって。俺にとっては。
とはいえとはいえ、じゃあ、ギャグ映画として褒め称えてるのかというとそうでもなくて、OPで、うわっ、気持ち悪ッ。って感じののっぺりした髪型の主人公ヴィカスが、なんだかんだで最後にはカッコいい男の顔になっていたりするとこが、実は映画として成長談にキチンとなっていて、実際問題としては人でなくなるのだけど、でもメンタリティとしては成長してるってゆーのが、キモとしてしっかりしてる映画なんだよなぁっていう。
そこの描きっぷりが見事でした。
さうさう、パンフレット見るまで既視感はあったけど、ホントに板野サーカスリスペクトだとは思いませんでした。あのミサイル。
どうりであの弾道に萌えたわけだ。あのシーンだけでご飯3膳行ける。

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