オフィシャル見ると、フローレンス・ビュー推しなんだけど、オリビア・ワイルド監督作ってことで「
ドント・ウォーリー・ダーリン」見ました。
映画館着いたらお子ちゃまがいっぱいいて、「ブラックパンサー」見に来たなら見所あるな!思ったけど、やっぱり「すずめの戸締まり」だったよ!
それはともかく、ああ・・・ずっと隠喩構造なのは露骨なんだから、
そこまで本編でネタバレしないでもなぁ・・・
というのが素直な感想で、どうも既視感というかすこし古くさい気がしたのだけど、それは60年代設定とかオールディーズやジャズが流れるからではなく、
セカイ系の気違い男の話だからです。
ヤだ。それ、知ってる。
ただ、なんでオールディーズなのか読み切れなかったのですよね。時代設定だけじゃなく、明確に意図があった曲を配している印象で、ヴィクトリーの世界に入っている時はオールディーズで、覚醒しかけてる時は現代音楽というか、効果音が強かった印象。
ちょっと過剰みのある効果音は、設定の強調でもあるよね。なるほど。
そういう意味では、フローレンス・ビューの衣装が白黒なのも、わりと意図的に配色されていたように見えた。
で、アリス as フローレンス・ビューですよ。フローレンス・ビュー。
なんッスか?
あのエロカワいい人。二の腕のザ・肉感的というか。あんなの、そりゃ
四六時中チュッチュしたいに決まってるじゃないですか!
帰宅直後のダイニングでクンニされてるんだから、生に決まってるんだけど、子どもできないのは巧みですね!(ゲス)(むしろ、設定の問題)
バニー as オリビア・ワイルドも絶妙な配役で、アレはおいしい。狡いよ。監督。
逆にいうと、監督だからできる役でもあるかと。
ジャック as ハリー・スタイルズはちゃんとイケメン役なんだけど、ちゃんと残念な姿もできていたので、もしかしたらこっち側の人かもしれない。
ただ、映画全体の結論とすれば、
どんな見た目が良くても糞みたいな男を捕まえちゃ駄目だよ!!になりそうで、それは監督の意に反するだろうけど、でも、どう考えたって、ニートの厨二病的にエゴが肥大化してる男の子を部屋飼いしてたら、
アレぐらい暴走するよね。っていう。
ちょっとした過激フェミニズムも見えなくはないんだけど、俺が男だからなぁ。
男性不信的な物語とも取れるけど、すべて受け入れてしまってる役を監督がやってるから余計に始末が悪いっていう。
なので、まさかカーアクション映画になるとも思わずだし、ブレーキタイミングもバッチリ(というか、アレは医者が馬鹿なだけか)だったのだけど、全体的には劇中いうほど、テーマに従っていたかというと悩ましい。
ただ、パンフで散々言及されているけれども、冒頭から眼球のモティーフが多いなぁっていうのは、ストーリーが進むにつれて、尚のこと意味があったので、ちゃんと気づけた自分は褒めたい。
言われなくても気づける子!
つまり、
ちゃんと見てるからな!
見せられてるのかもしれないけど、違う。見えてしまうのだから、それを見ようと思うかどうかが一番重要なのだ。
そう。結局のところ、最後は意思だ。
なほ、残念な人なので、どうしたって「SingSingSing」には反応してしまうのです。
ARABAKIっ子ですから・・・