全然見る予定がなかったのだけど、お友達から誘われたので「
成功したオタク」見ました。
久々のシアターフォーラムですけど、その前に青学界隈の花見。
何時かも見た気がするけど、流石青学やねぇ。
こんなところで青春過ごしてたら、そりゃ、アレやコレやありますわ(何人か青学行った高校の同級生を思い出す)(写真は省略)
閑話休題。
監督オ・セヨンの、初作品か2作目ぐらいなのだろうけど、オフィシャルサイトでは全然情報が足りてないのでよくわからんず。しかし、なんと見事なファンムービーなのでしょう。STAR WARSのファンムービーみたいなモノなのだ。
ある意味では「
推し燃ゆ」の監督をしていただきたい。
否。これは「推し燃ゆ」劇場版なのではなかろうか。
「推し燃ゆ」読んでないけど。
もちろん、韓国の特性みたいなことは凄い感じる。
儒教国家の悪影響というか、ある意味でえげつないリターンを求める感じはある。
劇中
「
ファンのお金なのだから、ファンに答えるべきなんだ 」
みたいなフレーズに如実だ。
誰も松本人志にそんなことは言わないし、伊東純也に言うはずもない。
でも、この感じはわかる。とてつもなくわかる。だよねぇと。
ヲタって、そういうもんだねぇと。
帰りに同じ回で見ていた女の子も力説してたよ。
愛は深い。大嫌い、大嫌い。大嫌い。大好き!なのだ。
たとえ、ゲスの極みな諸行で罪に問われたとしても。
日本語で言えば「痘痕も靨」
映画終わりに友達と話していて気付いたのだけど、この映画に溢れるファンムービー感や愛情は、ひとえに若さなのだ。生々しい傷跡なのだ。
だから、ノンフィクションとしては一方的に偏っているから、映画としては微妙かもしれないけれど、ファンの動揺や感慨が真空パックされていることこそが、この映画の価値なのだ。
そゆ意味では、極めて王道なアイドルムービーとも言える。
映画の下手さはインフォメーションというか、一見さんや異国の人に対する情報開示力の低さに如実だ。
全然説明が無いから、K-POPに対する知識量がからっきしな人間としては、全然文脈が理解できないし、なんでピー音付きなのかも理解できない。
ましてや、朴槿恵に話が飛んだりするシーンも出てくるから、あんぐりとしつつ笑うしかない。
だがしかし。
だがしかしなのである。
こんなに愛が深い映画を捧げてもらったチョン・ジュニョンは、オ・セヨン感謝するしかないはずだ。
こんなに愛の深い映画はなかなか無い。
なにせ英題は「FANATIC」なのだ。
自覚症状がある、けれどヲタ同士の発言は、心の内を無闇に切ることはできない。
そ
の意味においては同士への愛の深さでもある。
悔しいかな、嫌いにはなれない。
なお、韓国でも「ツンデレ」を「ツンデレ」と発音していたので、実は「ツンデレ」が世界語だという事実を知る。
みんな「ツンデレ」が好きなのだな(ニヤリ)