久々に封切り映画、公開日当日に見たのは「
劇場版『Ｇのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」」☆4.5
って、
マグマに書いた時は星付けてたけど、過去のメタセコ見たら評価無しだったので無しにしてます。
閑話休題。
テレ玉で復習してたので、皮膚感覚として覚えていた唐突さが本当に唐突だったと思い知らされたわけですが、じゃあ、御大がどう１本の映画に収めるのかと思ったら、アレ？
話が整理されてるというか、
感情がちゃんとリニアになってるぞ・・・！
もちろん、細かい芝居は富野節なんで過剰だけど、ラライヤが己を取り戻すのも、ベルリとアイーダの姉弟関係も、ノレドの友情や愛情も、ちゃんと感情移入できるというか、こちらで補完しなくてもつながってるじゃないか！
言うても、
登場人物全員サイコさんっていう、御大作品の常なので感情の起伏が凄まじく激しいのだけども。
「
こんなの、俺の知ってるＧレコじゃない！ 」
って気もしないではないが、いやいや、そうか。
御大、これがやりたかったのか！面白いじゃないか！！！（上から）
と、驚きましたですわのことよ。
TVシリーズは宇宙に出てから話がすっ飛ばしだったので、信者の俺でも振り落とされる向きがあったのだけど、劇場版の新規カットで、これだけ濃やかに話が構築されたのであれば、素直に面白い話だなぁと。
もちろん、相変わらず、敵味方の出入りが激しいので油断はならないのだけれども、本来一年かけてやる話だから仕方がないとも。
よく言えば、気が抜けないので見入ってしまう。
予想外な見終わったあとの心地良い疲労感。
劇場版共通して、テレビ放映時に話題となったゴキブリのリアリティから小川のゆらめきや川魚の煌めきは、Ｇレコ見ていることを忘れさせないし、富野台詞らしいパンチの効いた会話の飛躍は、思わず、自分の口で発声したくなる。
素直に４が楽しみになりました。
