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邦画

作品名記述者記述日
激怒唸るバクテリア2022/09/22★★★

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まぁ、見とかないと文句も言えんしなぁ。と、アトロクリスナーですし、高橋ヨシキ初監督作品「激怒 RAGEAHOLIC」見ました。
安全安心富士見町!
で終わらせたいのはよくわかる。
結局、パンチラインはそれしか無かったとも。
つかね、どうせだったらエンドロール最後に監督名を止めて欲しかったなぁ。バシッとセンタで止めて欲しかった・・・
それはともかく、途中から、なんだか国内ゾンビ自主映画みたいな画面になってしまって、これはもうちょっと明るいスクリーンで見ないとわからんなぁと。すくなくとも、武蔵野館の暗いスクリーンだと辛かった。
とくに終盤の展開は脚本も雑というか、細かいところを気にしなくなったので、なにやってるかわからんくなってしまった印象。
あんだけ工作したのに、トラップ入り口だけかい!とかさ。
うーん。
ヨシキさん、そういうところ映画評で気にしてたじゃないですか・・・
まぁ、初期衝動が隠しきれなくなっていると好意的に解釈する手もある。
あの町に立ち上る黒煙とか、青い鳥のチャチさとか、なかなかに最高でした。
金が無いことが決定的なところではあるのだけど、金が無いからこの程度というわけではない。
端的に、作るのと評論するのは違うよねというお話。
できるだけ台詞で説明しないこととか、これでもかとわかりやすいぐらいの現代社会批評はわかるのだけど、じゃあ、アメリカで3年経ってたの?春と冬しかなくね?とか、あの薬、結局なんなん?とか、英語の台詞書けないからって、一言も言わせないのは狡いなとかあるわけじゃないですか。
もちろん、アクションシーンはフレッシュなのはいくつかあって、美人にハイヒールで目を貫かれたいという、よくわからない感情は生まれたよ!(馬鹿)
なにはともあれ、川瀬陽太は素晴らしいとは思います。
プロデューサーに名前を連ねた甲斐もある。
なんだかんだで主人公が川瀬陽太だから時間が保ったなと。
とはいえとはいえ、一カ所ぐらいやったー!ってシーンあるかと思ったのだけど・・・あっ、オープニングはやったー!感あったか
ダニエル・セラの映像は良かったし、いちいち不快な中原昌也のノイズも適切だったか。ある意味、一番高橋ヨシキっぽい。
とは言えだ。
パンフを読んでいて気づいたのだけど、俺はヨシキさんにもっと極端なのを求めていたのだ。
この程度では物足りないのだ。食い足りないのだ。
もっと狂気を!

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