雑感・レヴュ集
メタセコイア
映画
作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0 | 唸るバクテリア | 2008/07/22 | ★★★★★ |
今さらメタセコに入れるのもなんなのだけれど、13年も前になんて映画を作ったのかと思った。
疎くても馬鹿でも、今見返すなら理解できるよね。さすが士郎正宗というかさすが押井守というか。
新作にもかかわらず、OPとダイブシーンの3D少佐はちゃちすぎていただけなかったが(苦笑)
あとまぁ、「イノセンス」見直さにゃならんよなぁと思った。
で、俺的なところで言えばやはりバトーに感情移入するんですよ。「情けない男歌」的な意味でさ。
パンフ(1500円!)に「バトーは女に寝取られて悔しい」とか書いてんですけど、それは違うよと言いたい。
惚れた女が惚れた女で居続けるためには自分のそばにいちゃダメだから、バトーは最後に自動車の鍵を渡すんですよ。
どんなに逆らっても、惚れた女が望むんなら、情けない男は惚れた女望む道を行かせてやるんですよ。
だけど、そんなことすらおくびに出すのは恥ずかしすぎるから、情けない男は見栄張って、気取って、惚れた女のせめていい思い出となるよう振る舞うわけじゃないですか!
わかんないかなぁ。
演歌チックではあるけど、この情けない男のディレンマ。
だって、バトーが情けない男じゃなかったら、「イノセンス」になってもまだ素子を探したりしないよ。
このダメっぷりたまらんじゃないか。同士と呼びたいよ。まったく。
まぁ、そんなことを考えました。はい。
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