雑感・レヴュ集
メタセコイア
映画

作品名記述者記述日
GOk⇒y⇒2002/07/29★★★★★

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「GO」は、俺も見たよ。
感想入れてなかった?んで、俺も一つ。
サンタマリアさんが言っているように、在日や韓国人に触れた事が少ない人、無い人はよくわからないかもね。でも俺は残念ながらでもないけど、韓国人と触れ合う機会が多いので、少なくともGOは面白かったといえるよ。触れ合う事で韓国関係のことをいろいろ考えさせられたから。在日の事、北朝鮮の事、アメリカの事、そんで対日感情とかね。日本にいた時は全く考えもしなかった。韓国なんかキムチの国ぐらいしかしらんって感じだったし。あとは触れるといえば2ちゃんねるぐらいだったし。でもいろんなことを知ったけどね(笑)。
そんな俺でも、韓国のことを考えるようになってから、韓国にもいろんな文化があるんだ、ハードコアの音楽もあるんだ、とかわかるようになってきて、軍隊の事とか、超縦社会の事とか。まぁワールドカップ絡みの日韓交流とか増えてきてて、意識はさらに向けられていったってのもあるけど。寮の女の子とか可愛かったからってのは内緒の方向で(笑)。
なんか感想じゃない事長々言ってるけど、本題に戻って。
GOは微妙な日韓の関係のハザマで生きている在日の人たちを表現しているいい映画だと、おれは思う。映画の中で、いろんな人が少し韓国語を話すんだけど、それがちょっとわかってしまうあたりが、韓国語をわからない人よりかは楽しめていたってのもあるかもしれないし。
あと、こっからはネタばれだけど、ヒロインが 《中国人や韓国人の血が汚い》 って言うシーンがあって、おれは思わず、「言っちゃったよ」と口に出てしまった。中国でもコピーは中国語の字幕ありで速攻でたんだけど、友達の韓国人には勧められなかった。こんなイイ映画があるのに、おれの能力じゃ素直に韓国人に対して「この映画いいから見てよ」って言えないなと思った。俺の歴史認識不足もあるし、もし韓国人から日本人はそういう風に思っているんかって言われても、なにもいえないと思ったから。うまく説明できないと思ったから。でも、正直あの言葉は俺の中にもあった。だから、勧められなかったのかもしれない。日本人の中に、あの言葉は実際あるのか、無いのか。おれはおそらく、あると思っている。と、こんな感じで俺は“ドカッ”っと心にきた映画でした。
おれはお勧めします。見てください。GOが日本ではどういう風に宣伝されていたとか、どういう位置づけなのか(日本アカデミー取ったぐらいしか)知らないけど、俺は★★★★★です。
個人的には、お父さんがボクシング教えるシーンも好きだな。

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