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洋画

作品名記述者記述日
ガリーボーイ唸るバクテリア2019/10/24★★★★★

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空虹さんと「ガリーボーイ」見ました。
俺は誕生日割引使ったので1000円でした。最高
たぶん、宇多丸が言うと思うけど今年1位です。ありがとうございました(2020/7/19追記 宇多さんの1位ではなかった)
終わったあとに、パーカのフード被ってるおにーちゃん、全員が愛おしくてたまらないですよ。マジで(笑)
如何せんアディダス憧れが無いのだけれど、最低限のヒップホップマナーは弁えていて良かった。この映画楽しめた。
結局のところ、貧困とヒップホップというオールドスクールは、アメリカではじまってインドまで流れ着いたという話で、たぶん、アフリカでも東南アジアでも同じような映画は作れるだろうけど、いずれにせよ最高の映画になるのは、ある種の不幸を前提にしているけど間違いないことで、最低で最高です。まったく。
日本語の長所であったハイブリット感って、ヒップホップによって万国的な物になったわけですよ。
ヒンドゥー語と英語のハイブリットで韻踏むんだよ。なんたるカオス。
ともかくさぁあ、ヒロインのサフィナが最高なんですよ。驚きのラノベテイスト。
あんないい女100%逃さないよね。喜んでお前のために死ぬわ。
貧困であってもスマフォは持ってて、YouTubeは見てるという現実。
大学へ通ってて、自動車は盗んで、アラームが鳴り響いて、地面は土で、たぶん山羊がそばにいる生活。
NASという完璧なまでに象徴的なラッパーがいて、しかし、姿を見せず、ドリームだけが叶えられるという非現実。
ヒンドゥーとムスリムとカーストというインドの事実。
ラップすることでしか未来を見れない境遇。
うわぁ。
ある種のミュージカルですら演出はインド映画だからこそだけれど、ヒップホップ映画としても極めて正しいバランスだと思う。
いとうせいこうの監修したリリックも見事。
イヤフォン、二人で分けて聴くのは、もうすぐ無くなる風俗描写だよなぁ・・・
ああ、良い映画だった。おいらが大好きな映画だった。
俺の時代はいつ来ますか?俺の時代。俺の時代・・・
CD買おうと思ってたけど忘れてて、iTunesでサントラ買ったったよ。
そうそう。エンドロール、途中で音楽終わっちゃったのだけが勿体なかったなぁ・・・
Blu-ray出たら買ってしまうカモしれない。

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