慰霊の日翌日ってこともあり、結局「
戦場ぬ止み」見てきました。
平日昼間だからガラガラだと高を括ったらまさかの混みっぷりで、なにかと思って見回したら、爺と婆ばかりだった・・・
皆まで言うまい。そゆ属性の爺と婆だ。
反戦モノはだいぶ収まってきつつあるけど、沖縄は現在進行形だから、どうしてもそうなっちゃうんだろうなぁ・・・
だから、映画とか見慣れないんだと思うけど、お願いだから、
映画マナーぐらいは守って見てくださいよ・・・焼酎臭いのとか我慢するから・・・
それはともかく、ようやく理解したんだけど、辺野古にしか、戦艦をつけられる湾がないのか!超納得した。
だからアメリカはいい加減嫌気が差しても諦められないんだ。なるほど。
見ててわかるのは、
スマートさの欠片もない抵抗運動(正直ダサい)の中で、
翁長だけが希望なんだなぁっていう。
もちろん、スマートならいいのか?って話ではなく、戦後70年
ミニマルな歴史が繰り返してるだけだよなぁっていう。
「だから」ってつなぐと変な自己肯定みたいになるのかもしんないけど、こないだの銀杏時なんかと同様に、周りの老害連中がどっとわく時って、凄い薄ら寒いカットだったりするのね。
選挙の投票日に落ち着かないから、米軍基地前に来るってもうさ、わけわかんないでしょ。
いてもたってもいられない時に戦地へ赴くって、
戦争ジャンキーなわけですよ。完全に。
だから、ここで見えるのは安倍が軽い気持ちで戦争したがってるのと同じで、軽い気持ちで戦争反対してるんですよ。
軽いってのが語弊あったら上っ面と言い換えてもいい。
どうして戦争で死にかけたのに、主張と行動の論理的整合性矛盾に目を瞑っていられるのだ?
っていう。本当に止めたいのなら、自分の口で言ったとおり、
トラックの下に潜れよ!と。
自分たちが殺されない前提で、どこまで時間を稼ぐかって、援軍も来ない持久戦なわけだから戦略論的にはアウトだし、なにより、それは戦争じゃないよね。ただの戦争ごっこ。
もちろん、仲間を助けに行くとこの主張なんかは、群衆戦略としての正しさというか、学生運動の失敗なんかはちゃんと踏まえてる形跡が見えたりはするんだけど、
今どき、そこじゃないんだよなぁと。
ともかく、
安倍も反対派も戦後レジームのど真ん中でズブズブやってるんだよなぁと、改めて思いました。
戦略家がいないんだよな。きっと。戦術家はいるかもしれないけど。
ちなみに、噂の「ALSOKに守られる機動隊」や「9条を守る会の幟」みたいなモノは映ってますし、内地の人間が反基地運動に参加することについての考えなんかも聞けたりするので、右の人も左の人も面白動画が好きな人も、そゆ観点では見て損はしないかと。
たぶん、最後のシーンで、毎日見張ってる
海上保安庁のオジサン萌えの人々が多発することは請け合いです。
機動隊よりよっぽど海上保安庁のが人間くさくて、なにより「俺は言えない」の一言を引き出したのは見事でした。