作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
硫黄島からの手紙 | 唸るバクテリア | 2007/1/14 | ★★★★★ |
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日本人が桜が好きなのは、散り際が綺麗だからだという。
「名付けられた葉」という歌を、中学校時代合唱で唄った。
その歌で「名付けられた葉」は、精一杯緑を輝かせてから散る方を考えて考えて考えて散っていく。
「終わりよければすべてよし」なんて諺もある。
咲いてるウチが綺麗だから散り際も綺麗なのか?それとも、散り際さえ綺麗であれば良くて、考えてた「名付けられた葉」は愚かなのかい?
僕たちは今を生きている。
だから、僕にとっての生きることは、「硫黄島からの手紙」で描かれた誰かを殺してでも生き延びるという切迫さより、「サヨナラCOLOR」の誰かを生き延びさせるために自分の命を削る方が近しい。リアルだ。
けれど、2つの映画を見終わったとき思ったのは、どちらも同じことなんじゃないかなぁってこと。
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」
栗林中将の辞世の句も、正平の死に様も、等しく格好良かった。
だからそう、必死で生きて、やるだけやって、そして死にたいと思う。
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