作品名 | 記述者 | 記述日 | 星 |
金の国 水の国 | 唸るバクテリア | 2023/03/10 | ★★★★ |
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さて、物語自体は良い話なのです。
もちろん、上述の通り、筋が荒いというか、物語の下手なところが随所に見られる。ただ、良い話なのだ。
違う。
優しい話なのだ。本質的に岩本ナオが優しい人だからこの物語を描けるのだ。
たとえば、本当に厳しい道を選ぶなら、お嬢さんを連れて戻ってから、設計図を取りに行くべきなのだ。どう考えてもそっちのが厳しい。マンガ読んでてもいたとこだったりする。
結構、言行不一致なのだ。
しかし、それはしない。
何故なら不可能だから。
優しいから、「不可能な道を選べ」とは言えない。あくまで、選ぶのは「難しい道」である。
わかるかなぁ。わかんねぇだろうなぁ。
けれど、このマンガどうしたってわかりにくいのだ。よく売れたなぁ。いちお、下手な漫画読みよりは俺、岩本ナオのファンよ。全刊買ってるし。
マッドハウス力というか、監督が仰ってるとおり、だいぶわかりやすくなってはいるのだけど、ただ、決定的なところでわかりやすくしすぎてるというか、駄目な日本映画みたいな演出をしてしまうので、ガクッと来てしまった。
せめて、あのラストで、もう一回タイトル出してくれたら、すこしはアがったのだけども・・・
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