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作品名記述者記述日
この世界の片隅に唸るバクテリア2016/12/01★★★★

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呉のほかほか若奥さま」こと「この世界の片隅に」見ました。
いや、いい映画だけど、最後どうよ?
右手で手を振るって、ホラーだろ!超ホラーだろ!!
最後の最後で全部持ってかれてしまいました。

っていう話を、存外誰もしてないので、俺の見間違いだろうか?あまりの恐怖に、直後で3回ぐらい反芻したから間違ってないハズなんだが・・・
それはともかく、この映画の主題歌は二階堂和美でなく、コトリンゴどうよ?思ってましたが、コトリンゴいいね!素晴らしかったね!!
あと、途中からずっと頭の中で、アナログフィッシュの「抱きしめて」がかかって、一人大変でした。
そうじゃなく、結局、この映画も「生命力」の映画というか、日本人タフだぞ!映画だなぁと。「シンゴジ」後だから、余計に。
それ自体はもちろん嫌いじゃなくて、とくに漫画原作の引きというかオチを適度に取り込んで、笑いをベースにした物語になっていたり、伏線を片っ端から利用していく物語構成だったり、隙のない作り方から多様なフード描写まで、日本日本してる感じが素晴らしくはあるんだけど、とはいえ最後、泣きながら見てんだけど晴美に似た雰囲気の娘を連れて帰るってどうよ?と。
それは、安易さというか軽さにつながるんじゃないか?
そのアピールは意図しないとこだろうから、勿体無いことしてるなぁと。
あそこにいたってことは、あの娘だって長くは生きられないわけでしょ?
「この世界の片隅に」、またそんな寂しい引きはアリか?
にしても、のんはいい芝居してたなぁ。完璧なんじゃないか?
あんなん俺も抱きしめたいは!
関係者の誰もが「すずさん」と呼ぶ理由について、決定的なまでの説得力を与えてるのは、のんの名演だったなぁと。

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