雑感・レヴュ集 メタセコイア
洋画

作品名記述者記述日
ラ・ラ・ランド唸るバクテリア2017/02/28★★★★

本文中のリンク先には、アフィリエイトを含むことがあります。ほぼお金になってないですけど。

ラ・ラ・ランド」見ました。
肩甲骨舐めてえ!
って、違う。違わないけど違う。
見終わって、帰る女の子たちが「可愛い映画だった」言ってたけど、可愛いか?この映画。せつねぇ映画だと思うわけだが。
まぁ、そのせつなさに言及するのは野暮(今なら、オザケンの「流動体について」に絡めて語れるのだが)なんだけど、いろいろ設定上ツッコみたくなる(結局、あのバンド脱退したん?とか)のは置いといて、カラフルさが減色していくのは、事前に町山さんが「たまむすび」で言ってたの聞いてしまってたのでアレなんだけど、んで、パンフでも言及してたんだけど、ともかく、ここまで演劇的な演出を映画的に組み込んでいる映画なら、鏡に映ったミアの顔が序盤多めに投入されてたにも関わらず、中盤以降パッタリと無くなったのも作為的だろうと。
最後の最後に、一度だけミアの顔が鏡に映るけど、その時ミアは自分の顔に見向きもしない。
あの感じは、劇中でも言及されていた通り、子どもから大人への成長の隠喩だろうし、自信の無かったミアが、自信を獲得していく話であるなぁと。
でもなにより、ミアの顔芸というか眼力芸が抜群で、そりゃ、主演女優賞取りますよねぇ
唯一にして最大の欠点は、ちと長いことか。2時間で納めて欲しかったところ。
しっかし、ああいう長尺シーンって、ドローンで撮ってんだよね?たぶん。
古風なルックの映画なのに21世紀じゃないと撮れない映画って、しみじみ生きてて良かったなぁと。
ちなみに、ラストの解釈は、ああいう想いを演奏してたんだという理解です。それがジャズかどうかはともかく。
あの時ああしてれば、今頃こんなことにはなってなかったんだよ!(血の涙)
そうそうそう、Dolby Atmosで録ってんのな。なんでTOHOシネマズ新宿でDolby Atmos上映してるのかと思ったら、そゆことだったんね。
なお、途中の場面で、ちょっとした妄想から鳥肌が立ってしまったのだけど、さすがに妄想通りの展開はなかったのでした。無念。
んでんで、肩甲骨舐めたい(台無し)

広告

BACK

雑感・レヴュ集 メタセコイアBANNER
(C) Copyright Unaru Bacteria,2017
e-mail bacteria@gennari.net